17安打9得点の猛攻! 早大に完勝/東京六大学秋季リーグ戦

2025.10.18

 第6週は春季リーグ戦の優勝決定戦で敗れ、目の前で優勝を見届けた早大と対戦。4回表に岡田啓吾内野手(商3=前橋育英)の安打で先制すると、打者一巡の猛攻でこの回に計4点を奪う。また6回表には岡田、榊原七斗外野手(情コミ3=報徳学園)が本塁打を放ち3点を追加する。投げては毛利海大投手(情コミ4=福岡大大濠)が7回2失点と試合をつくった。投打がかみ合い完勝となった。

(明)◯毛利、菱川、大川―小島
(早)●伊藤樹、佐宗、香西、田和―吉田瑞
【安】(明)17(早)4
【本】岡田(6回)、榊原(6回)【二】(明)内海(6回)、(早)渋谷(6回)◇併殺1 ◇残塁14 ◇失策2

 今日の早大の先発はこれまで幾度も明大の前に立ちはだかった伊藤樹投手。なんとか攻略したい明大打線は4回表に光弘帆高内野手(商3=履正社)の安打から岡田、榊原、小島大河捕手(政経4=東海大相模)が適時打を放つなど打線がつながり打者一巡の猛攻で4点を先制する。さらに6回表には岡田、榊原が本塁打を放ち3点を追加し、伊藤樹投手が6回途中で降板するなど完全攻略に成功した。また9回表には無死満塁から岡田と榊原が適時打を放ち2点を追加し、試合を決定づけた。

 明大の先発はエース・毛利。5回までに許したランナーはわずか2人と圧巻の投球を披露する。6回裏に自身のミスも重なり2点を失うも7回裏はきっちり抑え、早大の反撃を食い止める。8回裏は菱川一輝投手(文4=花巻東)、9回裏は大川慈英投手(国際4=常総学院)が登板し危なげなく無失点に抑えた。

 岡田、榊原が3打点を挙げるなど打撃陣は17安打9得点の猛攻で春との違いを見せつけ、「伊藤樹」という大きな山を乗り越えた。明日の2回戦に勝利すれば全勝かつ立大のカードを残しての優勝が決まる。『奪冠』へ、何としても勝利をつかみたい。

[重見航輝]