先発は西（農２）。西は立ち上がりを攻められると、長打を浴び早々と先制点を許してしまう。その後もコントロールが定まらず、序盤で３点を献上し、不安の残るピッチングとなってしまう。

　一方の打線も再三チャンスをつくるものの、中大の投手の前にあと一本が出ずなかなか得点することができない。

　西から５回途中で交代した岡田（淳・営１）も１失点を喫し、中大の勢いの前に本学の本来の野球ができず、苦戦を強いられる。しかし、４－１となった９回。岡田（昌・常葉学園菊川高）が四球で出塁すると、古城(政経２)の右中間を破る２塁打を放ちチャンスが拡大。この後、内野ゴロの間に岡田（昌）が生還し、さらに５番・小林（法１）の左中間への適時打で古城もホームへ。４－３となったが、最後は清森（政経２）がピッチャーフライを打ち上げ試合終了。粘りも及ばず惜敗した。

　今試合で大学王者に敗れたとはいえ、実力は示した形だ。この試合で得たことを生かして、今月31日に初戦を迎える関東地区大学選手権で勝ちあがってほしい。

～試合後のコメント～
清森
「（キャッチャーとしてリードしていて）甘いところに要求できず、どうしても厳しいコースを要求した。たとえ追い込んでも、長打を打たれる怖さがあった」

古城
「とにかく相手の打球が面白いように飛んでくるので、外野の守備に就いていて下手にシフトが敷けなかった。相手は犠打がうまく転がすコースもうまい。全国で勝つ野球をやっていて圧倒される雰囲気を持っていた。東京六大学の中で上位を争っていても全国では通用しない」

～今後の試合～

◆３・29～４・９　第51回関東地区大学準硬式野球選手権（早大東伏見グラウンドほか）
▼３・31　２回戦　対東京都市大戦（法大多摩グラウンド）　14：00～