終盤に追いつかれ青学大と引き分け/オープン戦

1999.01.01
終盤に追いつかれ青学大と引き分け/オープン戦
 17日に行われたオープン戦4試合目。相手は強豪青学大。本学は4回に安打や相手の失策などでチャンスを作り早々と3点を先制する。そしてその後は両チームともに得点できずこのまま試合終了かと思われた。だが8回の裏、突如先発井上(農3)が青学大打線に捕まり同点に追い付かれ、結局オープン戦初の引き分けという結果に終わった。
 
 本学の先発はエース井上。ここまでのオープン戦で自責点ゼロと抜群の安定感を誇る右腕は、初回から2奪三振と今日も危なげない立ち上がりを見せる。一方昨日の試合で「つながりがなかった」(相沢・商3)打線が今日は奮起。4回2死から6番古城(政経2)が右前安打で出塁すると、続く相沢の内野ゴロを遊撃手が失策。そして走者を一、二塁において8番井上が一、二塁間をゴロで抜く適時打を放ち先制点をもぎ取る。さらに続く織田(営3)の死球で2死満塁のチャンスをつくると、1番古牧(文3)がレフトに2点適時打。2死から少ないチャンスを物にする理想的な攻撃の形であった。
 
 打線の援護を受けた井上は、7回まで被安打2、9奪三振と文句なしの力投を見せる。しかし8回に思わぬ落とし穴が待っていた。死球と安打で2死一、二塁のピンチを迎えると、1番打者にレフト線を破られる3塁打を打たれ1点差とされる。そして続く打者にはセンター前にはじき返され、あっという間に同点に追い付かれてしまった。

 9回は両チームとも3人であっさりと攻撃を終えゲームセット。終盤に追い付かれ勝利を取りこぼすという悔しさが残る試合となった。
 
 昨日、今日と終盤に相手を突き放すダメ押しの得点が挙げられない本学。この終盤の攻撃の粘りがこれからの試合の勝敗に大きく関わってくるだろう。オープン戦も終盤に差し掛かってきた。残る試合を大事に戦い、公式戦への弾みとなることを期待したい。

~試合後のコメント~

古牧(文3)
「昨日と同じで中押し、ダメ押しがなく、打線がつながってなかった。エンドランゲッツーなど、ベンチのサインもうまくいかなかった。個人としてはチャンスで2回回ってきて、1回目はダメだったが、2回目はアウトローのストレートをうまく打てた。これからも少ないチャンスを物にし、チームのためになるようなバッティングをしたい」

小林(法2)
「ずっと試合で打ててなかったが、今日はいい感じに打てた。振り始めの動きを早くすることを心掛けてやった。今年の目標は安定感のある、チームから頼られる選手になり、全日に出場すること。春季リーグでは1本は本塁打を放ち、打率3割以上、打点10以上という数字を残したい」

☆オープン戦情報☆

◆3・18 オープン戦 対神大戦(保土ヶ谷球場)10時開始予定