投手陣が試合をつくれず Hondaに大敗/夏季オープン戦

2025.08.16

 夏季合宿終了後初のオープン戦は、都市対抗野球大会で3度の優勝経験を誇る名門・Hondaと対戦。初回に6失点を喫すると相手打線の勢いを止めることができず0-10で大敗した。

 9日間にわたって行われた高森キャンプ終了後初のオープン戦は、初回から打者一巡の猛攻を食らうなどHonda打線が爆発。その後もHоnda打線の勢いは止まらず2、8、9回表に計4点を献上し、終始主導権を握られる展開が続く。

 反撃したい攻撃陣は初回に内海優太内野手(商3=広陵)、今井英寿内野手(政経4=松商学園)の連打や、2回裏に友納周哉内野手(文3=福岡大大濠)の二塁打があるも無得点に終わるなど、好機を生かせない。8回裏には代打で出場した先頭打者の瀨千皓外野手(営4=天理)が「自分のカウントにして打ちにいくことができたのでよかった」と千葉汐凱投手(令7営卒・現Honda)から二塁打を放つ。その後満塁まで好機を広げるもあと1本が出ず、ここでも得点とはならなかった。最後までHondaの投手陣を攻略することはできず、計8残塁と課題が浮き彫りになる試合となった。

 一方で収穫の多い試合でもあった。4月に左足を疲労骨折した光弘帆高内野手(商3=履正社)が5番遊撃手として4月20日以来の実戦復帰し、スタメン出場を果たした。また春季リーグ戦では出場機会のなかった津田基外野手(文3=近江)や萩宗久外野手(商2=横浜)がスタメンとして起用され両者とも安打を放ち、確かに爪痕を残した。約1カ月後に迫った秋季リーグ戦の起用を懸け、誰がアピールに成功するのか。春のリベンジに燃える選手たちから目が離せない。

[重見航輝]

試合後のコメント
今井
――今試合はどのような気持ちで臨みましたか。

 「4番ということなので、長打を目標にしていました。チームとしては今、社会人チーム相手に1試合通じて二塁打を2本以上打とうという目標でやっているので、長打を中心として打てるような活躍をしようという感じでした」

――8回裏には好機で安打が出ました。
 「追い込まれたのですが、その中でも思い切ってスイングできたことが良かったと思います」

友納
――この試合、チーム全体を振り返って見えた課題はありますか。
 「守備面ではピッチャーのリズム、バッティングでもチャンスでの1本が出なかったので、そのあたりは突き詰めていかないといけない課題かなと思っています」

内海
――1打席目は狙い通りでしたか。
 「そうですね。狙った球をしっかり一発で仕留められたというのは大きいかなと思いました」

――今後の意気込みをお願いします。
 「まだ始まったばかりなので、ここから試合に勝つことは目標として当たり前なのですが、その都度の課題をなくしていけるようにやっていきたいなと思います」