いざ世界の舞台へ! 小島、毛利、榊原が代表内定/侍ジャパン大学代表候補選考合宿

2025.06.23

 6月21日から3日間にわたり、バッティングパレス相石スタジアムひらつかで大学日本代表選考合宿が行われ、明大からは小島大河捕手(政経4=東海大相模)、毛利海大投手(情コミ4=福岡大大濠)、榊原七斗外野手(情コミ3=報徳学園)が参加。3日目にメンバー発表が行われ、小島、毛利、榊原が代表入りを果たした。

 1日目は紅白戦が2試合行われ、第1試合には小島、榊原が出場した。捕手復帰を果たした小島は、1回裏に中前安打を放ち持ち前の打撃を披露すると、2回表は盗塁を刺し、3回裏にはリーグ戦でも珍しい盗塁を決め、走攻守でアピールに成功した。榊原は3回表に死球で出塁すると盗塁を決めたが、5回表は遊飛に倒れ無安打に終わり「明日以降は自分のアピールポイントでもあるバッティングをいい感じに結果をつなげていけたら」と語った。

 第2試合の6回表には毛利が登板し、大学の名選手を2者連続で打ち取ると最後は空振り三振で締め、3者凡退の好投を見せた。

 2日目はフリーバッティング、シートノックの後に紅白戦が2試合行われた。第1試合には小島、毛利、榊原が出場。スタメン出場した小島と榊原だが1打席目は共に凡退。しかし2打席目に小島は四球を選び、榊原は2死一、二塁のチャンスで適時3塁打を放ち持ち前の勝負強さをアピールした。また5回裏から登板した毛利は147キロの真っ直ぐとキレのいい変化球で打者を翻弄(ほんろう)。打者6人を完璧に抑えた。  

 第2試合には小島と榊原が出場。2回表に小島はこの日初安打となる遊撃手への強襲安打を放つ。榊原は3回裏に右翼へ安打を放つも伊藤樹(早大)との対戦となった5回裏は左飛に倒れる。しかし、3選手それぞれ持ち味を発揮し、アピールに成功した1日となった。

 小島は2年連続、毛利、榊原は初の代表選出となった。3選手は6月30日~7月4日に同球場で行われる大学日本代表直前合宿に参加し、7月8日~7月13日に開催される第45回日米大学選手権大会に出場する。

[野原千聖、重見航輝]

1日目終了後のコメント
榊原
――振り返っていかがでしょうか。
「そうですね。自分の武器というか足を使ったところは、実践で発揮できたのでそこは良かったかなと思うんですけど、明日以降は自分のアピールポイントでもあるバッティングをいい感じに結果をつなげていけたらいいかなと思います」

――仲良くなった選手はいらっしゃいますか。
「同部屋でもある早稲田大学の寺尾くんが一番仲良くなりましたね」

――対戦してみてよかった投手はいらっしゃいますか。
「そうですね。やはり仙台大の佐藤幻瑛くん。勢いのあるボールですごかったですね」