湯田が5回9奪三振 初戦を白星で飾る/東京六大学春季フレッシュトーナメント

2025.06.02

 先発の湯田統真投手(政経2=仙台育英)は長打で3点を失うも5回9奪三振と粘投。打線は1回裏に半田真太郎内野手(商2=健大高崎)が先制本塁打、6回裏に中村優太捕手(商1=桐光学園)の適時打と相手の失策で勝ち越すと、救援陣が無安打に抑え初戦を勝利した。

(明)湯田、○三瓶、武藤、渡邉聡―豊田
(立)中澤、●野川、林京、南陽―長谷川
【安】(明)9(立)3
【本】(明)半田(1回)
【三】(立)住井(4回)長島(4回)木津(5回)◇犠打1 若林(5回) ◇残塁5 ◇失策1

 本日から始まった春季フレッシュトーナメント。初戦の先発を任されたのは湯田。先頭打者を自らの失策で塁に出すも、その後は3回表まで5奪三振と立大打線を封じる。4回表と5回表に長打を打たれ3点を失うも、最速148キロの直球と多彩な変化球で5回を9奪三振と、奪三振能力の高さを見せつけた。

 一方の打線は1回裏、先頭打者の半田がレフトスタンド中段に飛び込む本塁打を放つ。勢いに乗りたい明大打線だったが、2本の併殺打などで好機を生かせない。しかし1点を追う6回裏、髙橋慎内野手(文2=大垣日大)のこの日2本目の安打で得点圏に走者を進めると中村の適時打で同点に追い付き、その後相手の失策で2点を勝ち越した。7回表は武藤陽世投手(国際1=仙台育英)が、8回表と9回表は渡邉聡之介投手(政経2=浦和学院)が無安打に抑え、5-3で勝利した。

 今季、4年生の毛利海大投手(情コミ4=福岡大大濠)、髙須大雅投手(法4=静岡)が14試合中12試合に先発しており、二人が抜ける来春に向け穴を埋める先発投手の台頭が期待される。湯田のほかに先発に立候補する投手は現れるのか。次戦の東大戦は優勝決定戦を挟み4日に行われる。

[尼子雄一]