
(14)ラストシーズンに懸ける思い~小林雄斗~

明大野球部で「走る!」といえば小林雄斗(政経4)の名前が思い浮かぶ。50m5秒台の俊足で、塁に出ると相手バッテリーにプレッシャーをかける。「盗塁だけでなく走塁でも攻めていく」と今年の明治のテーマ「機動力野球」の中心となる選手だ。
また、「ボール球に手を出さないように注意し、相手投手に球数を投げさせるようにしている。出塁率を一番意識していきたい」と語るように、秋も不動の1番バッターとして高い出塁率をマーク。現在、打撃低迷のチーム状況の中、打率3割4分8厘と3割台をキープしているのも小林(雄)ただ一人だ。
後輩であり、小林(雄)と似たプレースタイルで活躍が期待される、山口(政経2)は「雄斗さんの走塁を見て勉強になった部分がたくさんあった」と、小林(雄)が後輩に与えた影響は大きい。
そんな小林(雄)だが、4年間を振り返り「武器の足を十分に生かしきれず、満足できる結果は残せていない。まだまだ未熟」と自分のプレーに対しては厳しく評価をつけた。この秋がラストシーズンとなる小林(雄)。最後の最後まで、その自慢の足で神宮のグラウンドを駆け回ってくれるだろう。そして、春夏連覇という最高の形で大学4年間のシーズンを締めくくってほしい。
◆小林雄斗 こばやしゆうと 政経4 新田高出 170cm・65kg
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