
先発復帰の淺田が好投! 立大から3季ぶり勝ち点獲得/東京六大学準硬式野球春季リーグ戦
1回戦で勝利し、勝ち点の懸かる状態で迎えた立大2回戦。打線は3回裏1死一、二塁の好機からつながり3点を先制する。一方、投手陣は約1年ぶりの先発となった淺田真樹投手(法2=宇部鴻城)が6回を投げ1失点と好投。中継ぎ陣も無失点でリードを守り切り、立大相手に連勝で3季ぶりとなる勝ち点獲得を果たした。
◆4・5~5・25 東京六大学春季リーグ戦(早大東伏見グラウンド他)
▼4・14 対立大2回戦(早大東伏見グラウンド)
○明大3―1立大

ケガから復帰後、中継ぎでの起用が続いていた淺田が先発を託された。「調子のいい状態ではなかったが、タイミングをうまく外しながら投げられた」と3回表まで得点圏に走者を許さず試合をつくる。すると打線は3回裏、1死から満田悠生内野手(営4=中京大中京)が左安打で出塁。河野壮希内野手(営4=明大八王子)が四球を選び一、二塁に。相手の失策により1死二、三塁となった場面で打席を迎えていた鈴木朝陽内野手(法3=三重)の犠飛で先制した。さらに鳥越駿太郎外野手(政経3=桜美林)の打球を相手が落球。1点を追加し2死三塁と好機が続く場面で、亘翔大朗捕手(理工3=大分上野丘)が適時打を放ちこの回一挙3得点で好投する淺田を援護した。

淺田は4回以降得点圏に走者を背負いながらの投球となり「調子悪いなりに試合をまとめられたが(6回表の)1点は本当にもったいない1点だった」と失点した回を振り返った。7回表からは2番手の雨宮佑貴投手(総合2=甲府西)がマウンドに。2回を投げ立大打線を完璧に封じる投球を披露。9回表に登板した小磯孝平投手(政経4=日大二)は安打や四球などで2死満塁のピンチを招くも、最後の打者から三振を奪い試合を締めた。
立大に連勝し勝ち点を獲得した明大。ここまで2カードを終え、4勝1敗勝ち点2で目標とするリーグ優勝に向けて好スタートを切った。次戦は26日に行われる慶大戦となる。「チームとしては四冠を目指す中で、一戦一戦が大事になってくると思う。そこを目標にしながら、地に足をつけてチーム一丸でまた頑張っていきたい」(福本真士外野手・営4=明大八王子)。〝頂〟に向けて負けられない戦いは続く。
[堀口心遥]
試合後のコメント
福本
――今季初スタメンとなりましたが、どのような気持ちで試合に臨みましたか。
「前國藤(海斗外野手・政経4=明大中野)がスタメンという形でずっと出てきた中で、その穴を埋めるとまではいかないんですけど、やっぱりチームに迷惑をかけないようにというところで、自分の役割を考えながら取り組めたと思います」
――安打を打った打席を振り返っていただけますか。
「初球、2球目とボールが続いて自分が有利なカウントになったので、やっぱりここで積極的に振っていけるようなバッターでないと、リーグ戦ではヒットが出ないという思いが自分としてはあったので、そこは積極的に振りにいけたというのが良かったと思います」
亘
――試合を振り返っていかがですか。
「最後のミーティングで監督も仰っていたんですけど、いい勝ち方ができて、この2戦しっかり勝ち点が取れたので、チームとしてはすごくいい状態かなと思います」
――リーグ戦これまでの2カードを振り返って良かった点はありますか。
「伊藤彩斗(投手・営2=土浦日大)もケガしているし、ピッチャーがいないという状況で失点も少なく抑えられているのはすごくいいと思っています。打線も関東選手権と同じように結構つながっていて、チームとしてはすごくいい状態なので、空き週挟みますけど、次の慶大戦でも続けられるように、そこの調子を維持していければなと思います」
淺田
――久しぶりの先発となりましたが、何か意識したことはありますか。
「いつも通り投げるというふうに意識しました。先発の方がゆっくり準備できるので、そういう部分ではしっかり準備して(試合に)入れたかなと思います」
――次回以降の登板に向けて修正したい部分はありますか。
「まだ球数も多いですし本調子で投げられているかと言われたら、そうではないです。来週は空くので、2週間後、しっかり調整して準備して、今日よりいいピッチングできるように頑張ります」
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