(4)春に続き秋もマウンドを守る男たち~投手その1~

明治のエースとして、堂々たるピッチングを見せ、春季リーグ戦優勝の原動力となった岩田(営4)。また、その岩田とともに明治の二枚看板として、ノビのある直球と巧みな変化球で、他大のバッターを苦しめた江柄子(文4)。この2人の活躍なしに、春の優勝は語れないだろう。
現在、岩田の調子は絶好調。「春のピッチングを崩さなければ、勝ちはついてくる。連覇は難しいが、春以上の気持ちを持ってまた日本一を目指す!」と気合十分だ。秋は春と違い、ピッチングを研究されてくるのは必至。その対策として夏の練習で、ストレート、変化球ともにレベルアップさせた。「攻める気持ちを忘れず、ラストシーズンを楽しみたい!」と秋も明治のエースとしてチームを勝利へと導いてくれるだろう。
一方、江柄子の調子も順調に上がってきている。「自責点0を目指し、挑戦者の気持ちで闘争心ある野球をしたい!点を取られない、信頼されるピッチャーになりたい」と秋の抱負を語った。また、江柄子に岩田のことを聞くと「お互いB型で、ものすごく負けず嫌い。お互い相手が一番だと認めたくない、だからこそ一緒に頑張り合える」と一番身近にいる良きライバルの存在を笑顔で語ってくれた。4年生になり、やっとつかんだ活躍のチャンス。そのチャンスを2人は逃さず、しっかりと実力を発揮、成績を残した。秋季リーグ戦でもさらなる活躍が期待される。
もう1人春の優勝に大きく貢献したピッチャーがいる。入学してすぐに神宮デビューを果たし、ルーキーとしては十分すぎる結果を残した野村(商1)だ。秋のリーグ戦でも先発としての起用が濃厚。秋の抱負を聞くと「今までは、4年生の岩田さん・江柄子さん2人についていこうという気持ちだったけど、秋は自分が前に出て投げる意識を持っていきたい!」と力強いコメントを残した。春大活躍だったこの3人のピッチャーの活躍が秋の勝利、優勝に大きく繋がるだろう。
関連記事
RELATED ENTRIES