
池田の2ランなどで8強入り/全日本大学選手権

全日本選手権、初戦の相手はプロ注目の左右エース・榊原と伊原が率いる関西国際大。明治のエース・岩田との投げ合いに注目が集まった。打撃陣は相手の情報が少ない中、「有名な選手がいるのは聞いていた。去年のビデオなどをみんなで研究した」(佐藤主将・政経4)と関西国際大対策を綿密に行い初戦に臨んだ。
試合は初回、先頭打者・荒木(郁・営2)が足を生かした内野安打で出塁。続く小林(雄・政経4)が送ると3番・池田がレフトへ2ラン本塁打を放ち、先制点を奪った。さらに3回、一死からまたしても池田に長打が飛び出しチャンスをつくる。小道(法3)が続き、ケガで戦線離脱していた佐々木(政経4)が犠飛で池田を返した。
一方、守備では先発岩田がリーグ戦同様、安定した投球を見せた。8回まで被安打1とエースの意地を見せ、このまま完封かと思われた9回、無死満塁のピンチから惜しくも1点を献上してしまった。しかし何とか後続を抑え、逃げ切った。
「相手のピッチャーが良かったから、最初に点を取れたのは良かった」(池田)とはいうものの、「終盤に打てなかった。甘さが出ていたと思う」(小道)と明日への課題も見つかった。また、9回には一打出れば逆転という所まで攻め寄られ、相手の勢いに押される場面もあった。トーナメント戦は1回負ければもうそこまで。最後まで気を引き締めて臨まなくては日本一は見えてこない。
次の相手は上武大。打撃に定評があり、今日の創価大戦でも8安打6得点と波に乗っている。いかにしてロースコアで戦うことができるかがカギとなるだろう。
☆ライバルからのエール☆
小道は昨年12月に行われた世界大学選手権代表候補の強化合宿以来仲良くなった早稲田の細山田から「六大の代表として頼むぞ」とエールを送られたという。また、神宮球場には「僕は慶應ファンなんだけど、明治を応援にきたよ」というお客さんもいた。明治ファンだけでなく六大ファンも注目する全日本選手権。明治は六大の威信を懸けて、一戦も負けられない。
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