優勝の行方は早慶戦! 法大制し可能性残す/東京六大学秋季リーグ戦

2024.11.04

 前試合で先勝し、勝てば優勝の可能性が残るこの試合。法大に先制を許すも木本圭一内野手(政経3=桐蔭学園)が3点本塁打を放ち、勝ち越しに成功。このままリードを守り切り、2連勝を果たした。

(明)藤江、◯大川、山田、千葉、浅利―小島河
(法)野崎、●倉重、山城、吉鶴、安達―中西祐、吉安
【安】(明)8(法)7
【本】(明)木本(6回)(法)松下(2回)
【二】(明)宗山(4回)、杉崎(6回、8回)、小島河(8回)(法)藤森康(6回)◇犠打0 ◇併殺1 ◇残塁5 ◇失策1

 先に守る明大は先発を任された藤江星河投手(政経4=大阪桐蔭)が2回表、強打者・松下(法大)に先制の本塁打を浴び、1点を追う展開から始まる。しかし4回裏、俊足が武器の飯森太慈外野手(政経4=佼成学園)が内野安打で出塁すると、続く宗山塁主将(商4=広陵)の二塁打が適時打となり追いつく。

 6回表からは大川慈英投手(国際3=常総学院)が登板。無失点で抑えたい場面だが、四球で出した走者に本塁帰還を許す。再び1点を追う明大だが、すぐに反撃する。4番・杉崎成内野手(総合4=東海大菅生)の適時二塁打、6番・木本の適時3点本塁打と主軸打線の活躍で一気に4点追加し突き放す。

 しかし法大も反撃。7回表、二つの四球と安打で1死満塁のピンチを背負い大川は降板。山田翔太投手(国際4=札幌第一)が救援するも好調の中津(法大)の安打などで2点献上。変わった千葉汐凱投手(営4=千葉黎明)がそれ以上の得点を与えず、1点差で切り抜ける。8回裏に今季は4番に定着していた杉崎がこの日2本目の二塁打を放ち出塁。5番・小島大河捕手(政経3=東海大相模)の適時二塁打で点差を広げる1点を追加すると、最終回には今季の守護神・浅利太門投手(商4=興国)が登板。2奪三振、三者凡退と手堅い投球を見せ試合を締めた。

 〝チーム宗山〟の秋季リーグ戦はついに最終戦を迎えた。慶大が2連勝で早大との優勝決定戦となる。春と同様に優勝の行方は早慶戦での決定となった。

[小松錦葵]