日ハム・ドラ3浅利が指名挨拶受ける/球団指名挨拶

2024.11.02

 先日行われたプロ野球ドラフト会議にて北海道日本ハムファイターズから3位指名を受けた浅利太門投手(商4=興国)の指名挨拶が行われた。

球団インタビュー
大渕隆スカウト部長(北海道日本ハムファイターズ)
――指名した理由はいかがでしょうか。
 「身体能力もそうですし、スピードボールからカット(ボール)、チェンジ(アップ)と一つ一つの能力の高さとかボールの質というのは誰もが認められることで天井の高さを評価しています。ただ現状としてはまだまとまり切れていないというだけであって、今は発展途上だと我々は見ています。彼の場合の春というのはもう2年くらい(先)かなと。彼に伝えたのは『我々も育成を頑張っているから一緒にやっていこう』というふうにお伝えしましたね」

――実際に会ってみて印象が変わったなどございましたか。
 「落ち着いていて投手らしいなと思いました」

――抑えに魅力を感じているという話を本人はしていました。
 「そうですね。基本どちらでも(抑えでも先発でも)いけるのではないですか。それを含めて育成を我々と一緒にやりたいなと思います。彼の能力をもう一度、整理してどうあるべきか、彼の最大限の脳力を発揮することは何かというところを即戦力ではないという言い方はありますけど、一緒に測っていきたいです」

――目に留まるきっかけになったタイミングはいつ頃でしょうか。
 「それは僕よりも担当スカウトがとにかくもう、天井が高いと、能力は全部上位だというのをずっと言い続けていたのでそういう目で見ていました。夏以降は少し良くなってきているというので、現状の少し右上がりなところでいけるぞと指名させてもらいました」

――今後さらに高めていってほしい部分は特にどの辺にありますか。
 「本人はコントロールと言うでしょうけれども、真っすぐに魅力があるのでプロの打者でも高めのボールで空振りを取れる、そういう真っすぐを掘ることがまず大事なことですね。今、また高めが流行っているのでぴったりはまるかなと思います」

 球団からは栗山CBOのサインと『共に天下を!』の文字が書かれたドラフト会議のパスが贈られた。「親しみやすいと思うので(ファンからは)太門と呼んでほしいです」と話した浅利。投球で魅了することはもちろん、球団からもファンからも愛される投手になるだろう。

[小松錦葵]