秋季リーグ戦全日程終了 5位で吉原組閉幕/東京六大学秋季リーグ戦

2024.10.24

 前日の敗戦により4位以下が確定した明大。第2戦を勝利し少しでも上の順位を目指したかったが、相手先発に打線が翻弄(ほんろう)され、無安打無得点を喫し敗戦。5位が確定した明大はこの試合が最終戦となり、吉原瑠人主将(法4=仙台育英)が率いたチームの1年間の戦いに幕が下ろされた。

◆8・31~10・27 東京六大学秋季リーグ戦(早大東伏見グラウンド他)
▼10・20 対早大2回戦(早大東伏見グラウンド)
 明大0―4早大〇

 前日の零封負けから一夜、打線を大幅に入れ替えて臨んだ早大2回戦。打撃好調の成田昌司内野手(政経2=明大明治)と今季初スタメンの河野壮希内野手(営3=明大八王子)を1、2番に据えるなどしたが、相手先発の宮本陸投手(早大)を捉えることができない。4回裏に成田の四球から2死三塁の好機をつくるも、得点には至らず。打線は最後まで宮本から安打を放つことができずに無安打無得点を献上。一方先発の伊藤彩斗投手(営1=土浦日大)は5回3(自責1)失点で、最終戦を勝利で飾ることはできなかった。

 投手陣は6回表から4年生によるラスト登板リレーに。2番手の近藤吏矩投手(営4=札幌一)は2回を完全投球。3番手の松浦寿和投手(法4=明大八王子)は得点圏に走者を許すも、2者続けて捕邪飛に打ち取って亘翔大朗捕手(理工2=大分上野丘)とグータッチをした。9回は田村陽大投手(農4=花巻東)がマウンドへ。味方と自身の失策で1点を失ったが、最後の打者を一ゴロに仕留めて笑顔を見せた。

 『下剋上』を掲げた今年度の明大は、東京六大学春季リーグ戦で2位と躍進し、関東地区全日本予選会に出場。その予選会を勝ち抜き5年ぶりに全日本大学選手権の舞台に立つと、ベスト8と健闘した。『下剋上』を有言実行してみせたチームだったが、リーグ戦優勝だけは果たせなかった。来年度こそ達成へ。『下剋上』のその先に、悲願が待っている。

[北原慶也]

試合後のコメントは後日、特集記事にて掲載いたします。

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