春のリベンジならず 早大に勝ち点落とす/東京六大学秋季リーグ戦

2024.10.22

 早大1回戦では敗北、2回戦では引き分け迎えた今試合。1回戦では8回1失点と好投を続けたエース・伊藤樹(早大)を前に打撃で投手陣を援護できず、9回無得点で苦しい結果に終わった。

(明)松本直●、千葉、菱川―小島河
(早)伊藤樹◯、田和―印出
【安】(明)7(早)9
【二】(早)石郷岡(4回)◇犠打3 飯森(1回)榊原(2回)杉崎(6回) ◇併殺2 ◇残塁10 ◇失策1

 先発はこの春、神宮デビューを果たした松本直投手(情コミ2=鎌倉学園)。1、2回裏を無失点で抑える順調なスタートとなった。しかし3回裏、この試合三つ目の四球で先頭打者を塁に出すと、早大の初安打が適時打となり先制の帰還を許す。さらに4回裏には3安打、そのうち一つは二塁打と早大打線に捕まり2点目を献上。5回裏からのマウンドを千葉汐凱投手(営4=千葉黎明)に託す。千葉も1死一、二塁と走者を背負うも2回無失点を記録する。抑えを任された菱川一輝投手(文3=花巻東)は果敢なプレーや気合の投球で追加点を与えなかった。

 攻撃面では1、2回と先頭打者が安打で出塁するもその後が続かない。8回表の攻撃、2点を追う明大に今試合最大の好機が訪れる。宗山塁主将(商4=広陵)が出塁すると小島大河捕手(政経3=東海大相模)が安打で続く。しかし続く木本圭一内野手(政経3=桐蔭学園)、榊原七斗外野手(情コミ2=報徳学園)が連続三振と相手投手の好投に得点を奪えない。早大エース相手に7安打も無得点と投手陣を打撃で援護できない試合運びとなった。

 首位争いとなった明早戦だが、明大優勝は狭きものとなっている。今季、残す試合は法大戦のみ。明大が法大に2連勝、慶大が早大に2連勝すると早大との優勝決定戦となる。

[小松錦葵]