善波メイジ、初陣飾る/東京六大学春季リーグ戦

球春到来、いよいよ佐藤主将(政経4)率いる明治のシーズンが開幕した。8季ぶりの優勝を目指す本学は昨年と同じく、東大戦での開幕となった。
やや肌寒さを感じる気候の中、開幕のマウンドを任されたのはエースの岩田(営4)。岩田は初回に3三振を奪うと、2回以降も打線の大量援護点に守られながら、テンポの良い投球を見せた。結局6回を投げて被安打3、9奪三振で余力を残して降板。エースとしての責任をしっかりと果たした。その後は秦(商4)、隈部(商1)、野村(商1)の、神宮初登板となった3人のリレーで東大打線を完封。中でも9回に登板した野村はMAX146km/hの速球を披露するなど、今後の登板の可能性も大いに期待できる内容だった。
一方の打線も、先週の早稲田戦2試合で計39失点と大崩れした東大投手陣を攻めたてた。2回に一死満塁から8番・中野(政経4)が押し出し四球を選び、先制。続く岩田の2点タイムリー二塁打などで、この回一挙5得点を挙げた。岩田はこの日2安打3打点と、バットでもチームに貢献した。その後も攻撃の手を緩めず、先発全員の14安打、13四球。これに要所で相手のスキやミスに乗じて先の塁を狙う攻撃的な走塁もからめ、計15得点と圧倒した。
投打共に圧倒的な力の差を見せ付けての快勝。悲願のⅤ奪回へ、新生・善波メイジがこの上ないスタートを切った。
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