はじめに食堂で行われた全体へのガイダンスでは、エントリーシートの書き方などの講義を受ける。その後は希望者による個別相談が設けられ、佐藤主将（政経３）を始め、新４年生が真剣な表情で話に耳を傾けた。

　「ためになる話が聞けていい勉強になったし、（やらなければという）危機感が出た」（佐藤主将）、「今回の相談会で『やりたいことをやる』を一番に考えないといけないことに気付いた」（澤井・農３）。参加した部員たちはそれぞれに学び、自分の進路に対する意識をより強くした。

　体育会学生対象の就活セミナーなどは数多く開かれているが、部として開催するのはもちろん異例のこと。「企業説明会もたくさん開かれているけれど、今回の相談会の方が深い話ができた」（房林・農３）と、相談を終えた部員たちの表情からは充実感が見られた。これから先、神宮から各界へと舞台を変えても、きっと彼らは活躍してくれることだろう。

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