若狭の二塁打で逆転サヨナラ勝利! 今大会を3位で終える/東京六大学春季フレッシュトーナメント

2024.06.06

 ブロック戦を2分とした明大は、法大との3-4位決定戦に出場。初回に4点を先制され、その後2本の本塁打で点差を詰めるも追いつけない展開が続くが、9回2死一、三塁から若狭遼之助外野手(商2=星稜)が逆転サヨナラ打を放ち勝利。春季フレッシュトーナメントを3位で終えた。

(明)湯田、林、山内優―福原 
(法)古川、山口凱、針谷、伊藤要―土肥
【安】(明)10(法)7
【本】(明)中野(1回)、榊原(4回)【二】(明)若狭(9回)、(法)大西(8回)◇犠打0 ◇残塁5 ◇盗塁1 津田(3回)◇失策2

 1回表、先発の湯田統真投手(政経1=仙台育英)が失策や死球で満塁のピンチを招くと、そこから連打や押し出し死球で4点を失う。しかしその裏には中野竣介内野手(法1=桐蔭学園)の目の覚めるような打球がレフトスタンドに飛び込み2点を返す。4回裏にはここまで不調に苦しむ榊原七斗外野手(情コミ2=報徳学園)にも本塁打が生まれ、1点差と迫った。

 湯田は3回表に三者連続三振を奪うなど本来の調子を取り戻すと、救援としてマウンドに上がった林謙吾投手(政経1=山梨学院)が2回を無失点に抑え、続く山内優平投手(政経2=長崎西)も三者凡退に法大打線を封じた。それでも打線がつながらず迎えた9回裏、代打で登場した河原﨑琉衣外野手(法2=掛川西)、髙橋慎捕手(文1=大垣日大)の安打で2死一、三塁と一打逆転の好機をつくる。すると若狭の中越え二塁打で一気に2者が生還しサヨナラ勝ち。劇的な一打で試合を締めた。

 明大のユニホームを身にまとい初めて神宮球場に降り立った1年生、春季リーグ戦では出場機会に恵まれなかった2年生が存在感を示した今大会。この中から秋季リーグ戦でチームを頂点に導く者は現れるだろうか。今後の争いにも注目が高まる。

[塩谷里菜]