計13奪三振の完封リレー 慶大に先勝/東京六大学春季リーグ戦

2024.05.18

 明大は初回に1点を先制すると、先発の髙須大雅投手(法3=静岡)が5回8奪三振無失点とテンポのいい投球で試合の主導権を握る。7回裏に吉田匠吾内野手(文3=浦和学院)、8回裏に横山陽樹外野手(情コミ4=作新学院)の本塁打で追加点を奪うと、中継ぎ陣が無失点でつなぎ昨秋王者・慶大に勝利した。

(明)○髙須、大川、千葉、松本直―小島河
(慶)●外丸、広池、荒井―森谷
【安】(明)9(慶)4
【本】(明)吉田(7回)横山(8回)
【三】(明)飯森(1回)
【二】(慶)清原(9回) ◇犠打3 光弘(5回)、小島河(6回、8回) ◇残塁5 ◇盗塁1 横山(1回) ◇失策0

 打線は初回、飯森太慈外野手(政経4=佼成学園)が持ち味の俊足を生かし三塁打を放つと、小島大河捕手(政経3=東海大相模)の内野ゴロの間に1点を先取する。その後6回まで何度か好機をつくるも無得点が続くが、7回裏2死から光弘帆高内野手(商2=履正社)が安打を放つと、途中出場の吉田の自身リーグ戦初本塁打が飛び出し2点が入る。8回裏には横山の打球がレフトスタンドに飛び込み、5-0と突き放した。

 髙須は4回表に三者連続三振と圧巻の投球を見せる。5回表に2死満塁のピンチを背負うも、慶大主将・本間を空振り三振に仕留める。6回表は大川慈英投手(国際3=常総学院)、7、8回表は千葉汐凱投手(営4=千葉黎明)が無失点でつなぐと、9回表には松本直投手(情コミ2=鎌倉学園)が先頭打者に二塁打を浴びるも後続を打ち取り、4人の見事な継投で慶大打線を封じ切った。

 投打がかみ合い勝利を収めた明大。次戦も白星を飾り、慶大から勝ち点を奪いたい。

[塩谷里菜]