
打線爆発! 立大戦制し望みつなぐ/東京六大学春季リーグ戦

負ければ優勝の可能性が消える一戦。先発の毛利海大投手(情コミ3=福岡大大濠)はテンポのいい投球を見せ、5回1失点で試合をつくった。打線は2回裏に光弘帆高内野手(商2=履正社)の適時打で先制すると、その後も攻撃の手を緩めず7得点。優勝への望みをつないだ。

(明)○毛利、千葉、大川、浅利―小島河
(立)大越、山田、●田中優、沖、吉野、小林誠―戸丸
【安】(明)11(立)6
【本】(明)横山(5回)
【二】(明)杉崎(4回)、小島河(5回)、直井(6回)(立)北田峻(5回) ◇犠打3 木本(2回、4回)、千葉(6回)◇犠飛1 杉崎(6回) ◇残塁10 ◇失策0
順調な立ち上がりを見せた毛利は、3回までわずか29球で立大打線の1巡目を9者連続凡退に抑える。4回表に連打を浴び、スクイズで1点を失うも、2死二塁のピンチで5番・菅谷(立大)を打ち取り、勝ち越しを許さず。5回を投げ切った毛利は自身リーグ戦初勝利の権利を得て降板。6回表からマウンドに上がる千葉汐凱投手(営4=千葉黎明)が2回3奪三振、3番手の大川慈英投手(国際3=常総学院)が1イニングを三者凡退に抑える好リリーフで勝利へのバトンをつなぐと、最後は浅利太門投手(商4=興國)がピンチを背負うも無失点でリードを守り切る。
一方の打線は好機を逃さなかった。2回裏には先頭の杉崎成内野手(総合4=東海大菅生)が四球で出塁すると、後続が進塁打で2死三塁の場面をつくる。続く8番の光弘が放った鋭い打球は一、二塁間を抜け、先制打となる。光弘はこの日、守備でもダイビングキャッチで相手の出塁を阻止するなど、攻守にわたる活躍を見せた。4回裏に宮田知弥内野手(商3=横浜)の適時打で勝ち越した明大は、5回裏には横山陽樹外野手(情コミ4=作新学院)の自身リーグ戦初本塁打となる2点本塁打、6回裏には直井宏路外野手(商4=桐光学園)の適時二塁打などでリードを拡大し、7―1で白星を飾った。
初戦を落とすも立大との〝紫合戦〟で勝ち点を収めた猪軍団。中3日で迎える次戦の相手は昨秋王者・慶大。後半戦のヤマ場、チーム一丸で乗り越えられるか。
[李翔恩]

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