負けられない戦い 6得点で快勝/東京六大学春季リーグ戦

2024.05.12

 先発の松本直投手(情コミ2=鎌倉学園)が立大打線を5回3安打無失点に抑える好投で自身リーグ戦初勝利を挙げる。打線では小島大河捕手(政経3=東海大相模)が2安打2打点の活躍で勝利に貢献した。明大は9安打6得点で快勝。これで1勝1敗となり、決着は3回戦へ。

(明)○松本直、山田、千葉、浅利―小島河
(立)●小畠、塩野目、山田、小林誠、田中優―戸丸
【安】(明)9(立)6
【二】(明)直井(3回、7回)、杉崎(3回)、光弘(8回)、横山(9回) ◇犠打4 飯森(2回、7回、9回)、小島河(7回)◇残塁9 ◇失策1

 立大1回戦を落とし、もう後がない中で迎えたこの試合。先発の大役を任された松本直が立大打線を翻弄(ほんろう)し、5回無失点に抑える。続く6回裏、山田翔太投手(国際4=札幌第一)が1点を取られ、無死一、三塁のピンチを迎える。しかし、その後の千葉汐凱投手(営4=千葉黎明)が好救援で僅差のリードを守る。続く7回裏は飯森太慈外野手(政経4=佼成学園)の好守備もあり、三者凡退に抑えた。8回からマウンドに上がる浅利太門投手(商4=興国)も立大の反撃を許さず、2回無失点でウイニングボールをつかんだ。

 一方の打線は3回表、直井宏路外野手(商4=桐光学園)の二塁打などで2死三塁の好機をつくる。打席の小島がセンターへの適時打を放ち先制に成功する。続く横山陽樹外野手(情コミ4=作新学院)が死球を与えられ、2死一、二塁に。打席には今季初スタメンの杉崎成内野手(総合4=東海大菅生)。センターへ鋭い打球を放ち、これが適時二塁打となり2点追加。9回表、1死一、二塁の場面では横山がセンターへ2点適時二塁打を放ち、リードの拡大に貢献した。

 優勝へ向け、負けられない立大戦。1勝1敗となり、決着は3回戦へ持ち越される。

[野原千聖]