
佐々木満塁弾、中国大学選抜圧倒/日中大学交流戦

日中国交正常化35周年を記念して行われた今日のゲーム。本学からは佐々木(政経3)、小林(雄・政経3)、小道(法2)、西嶋(商1)の4選手が出場した。
初回、六大選抜は1番の上本(早稲田)を三塁において、宮田(慶応)の犠牲フライでいきなり先制点を挙げる。そして3回、田中(早稲田)、大澤(法政)の連続四球などで満塁のチャンスを作ると、打席には本学の佐々木。「それほど緊張しなかった」という佐々木がフルスイングで弾き返した打球は鮮やかなアーチを描いてレフトスタンドへ。秋季リーグ戦で苦しみ、スタメン落ちも経験した主砲の豪快なグランドスラムにスタンドは大いに沸いた。さらに7回に田島(立教)、青池(慶応)のタイムリーなどで3点を追加、8回にも本学代表の小林(雄)が重盗で本塁を陥れ、計9点。長打に足もからめる理想的な攻撃を展開し、中国大学選抜を終始圧倒した。
大量リードをもらった投手陣も好調だった。先発の斎藤(早稲田)の後をうけ、2番手に西嶋がマウンドへ。西嶋はこの回を3人で打ち取り、きっちりと自分の役割を果たした。このあとも各大学を代表する好投手たちが次々と登板。8回に小松(法政)が1発を浴びたものの、最後まで中国打線に反撃を許さなかった。
今シーズンもこの試合で終わりを迎え、いよいよ3学年体制でのチーム作りが始まる。「一日一日を大切にして、来年こそは優勝したい」(佐々木)、「最上級生になるので、後輩に示しがつくように私生活から変えていきたい」(小林(雄))と早くも最上級生としての自覚が選手たちに芽生え始めている。この経験を糧に選手たちが今冬、どれだけ成長してくれるかが楽しみだ。
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