【応援に行こう】感じよう明治スピリッツ

1999.01.01
【応援に行こう】感じよう明治スピリッツ
 「ニッポン、世界一!」。日本中を感動の渦に巻き込んだWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)。誰もがテレビにくぎ付けになり、かたずをのんで見守った。あの感動と興奮をもう一度味わいたい。でも6月のサッカーW杯・ドイツ大会まで待ちきれない!それなら明治で胸を熱くする瞬間を味わおう。
 「スポーツ王国・明治」。その称号は選手だけのものではない。六大学が母校の威信を懸けて戦う東京六大学野球や、宿敵・早稲田との大一番であるラグビー明早戦。また正月には箱根駅伝が待っている。テレビで見るのもいいが、その場の臨場感は格別。同じ大学の仲間達に生の声援を送ろう。

春の風物詩

 明治の1年は春の六大学野球から始まる。澄み渡る青空に紫紺の大旗がなびく。そこに集う学生達はジャージや旗を持ち寄り、明治スタンドを紫紺に染め上げる。

 クラスやサークルの友達を誘って、神宮へ出掛けよう。初めて目の当たりにする学生席の熱気には、少し戸惑いを覚えるかもしれない。しかし心配は無用だ。ひとたび試合が始まれば、應援團がリードしてくれる。「1度来てくれれば絶対ハマるよ!」(應援團リーダー部・松尾・農2)。

 そんな後押しを背に戦う戦士達は、「熱い応援に勇気付けられるんだ」(松下主将・法4)。ダッシュにホームラン、ダイビングキャッチ。みんなの声が選手に届けば、彼らは飛びっ切りのプレーで応える。得点時のボルテージは最高潮。拳を突き上げ「♪やっぱりメイジがナンバーワン!」。大歓声に包まれた球場は、まるでライブ会場のようだ。

一体感の味

 試合後も興奮冷めやらない。肩を組み全員で「♪白雲なびく」で始まる校歌を斉唱。熱気に包まれた球場には「みんなで応援できて楽しかった!校歌を始めて大声で歌って、明大生なんだって実感した」という声が飛び交う。そこに学年や学部の壁はない。ただ「明治が好き」という想いが、観客同士をつないでいく。

 選手、應援團、そして学生が一体となって戦った先には、プライスレスな感動が待っている。

 さあ、まずは勇気を出して神宮へ行ってみよう。充実した明大ライフはここからスタートする!

~明大スポーツ第352号1面より~