
打線爆発で快勝/春季オープン戦

東都大学野球連盟の強豪・中大との一戦。明大は2回表に先制を許すも、中盤に逆転し、大量得点で白星を飾った。

打線は昨夏に甲子園を沸かせた最速147キロ右腕・東恩納(中大)と対戦。2回裏、小島大河捕手(政経3=東海大相模)の内野安打と直井宏路外野手(商4=桐光学園)の絶妙なセーフティバントで1死一、二塁とするも、併殺打で無得点に終わる。2点を追う3回裏、飯森太慈外野手(政経4=佼成学園)が四球で出塁すると俊足を飛ばし盗塁に成功。打席の津田基内野手(文2=近江)は鋭く引っ張り、右翼への適時打で飯森を本塁に返した。出塁した津田はすぐさま盗塁に成功し、再び得点圏の場面をつくる。後続が倒れ、結果的に1得点に終わったこの回だが、まさに機動力野球を体現する攻撃を見せた。
5回裏、この日3度目の打席を迎えた飯森は甘い球を逃さず、左翼手の頭上を越える適時二塁打を放つ。「それまでは見逃す打席が多かったので、初球から振っていこうと決めた」(飯森)。さらに6回裏、2死満塁の好機では、代打・福原聖矢捕手(国際2=東海大菅生)が右中間へ華麗な流し打ちを見せ、2点適時打で逆転。優位に立った明大は8回裏にも打線のつながりが光る。杉崎成内野手(総合4=東海大菅生)の走者一掃となる3点適時二塁打などで7点追加。一方の投手陣は5回以降は得点を許すことなくリードを守り切り、8点差の大差で勝利。
序盤に主導権を握られるも粘り強さを発揮し、鮮やかな逆転劇を演出した猪軍団。残された試合でも好調を維持し、リーグ戦につなげたい。
[李翔恩]
試合後コメント
飯森
ーー試合を振り返っていかがでしょうか。
「最近あまり安打が出ていなくて、とりあえず出て良かったですし、東都の強いチームに勝ち切れたというのは良かったと思います」
ーーリーグ戦に向けての意気込みをお願いします。
「優勝しか考えていないので、自分も成績を出してチームの優勝に貢献できるように頑張りたいと思います」
福原
ーー適時打を振り返っていかがでしょうか。
「緊張していたので、とりあえずストライクがきたら振ろうという感じで打席に入りました」
ーー正捕手争いを勝ち抜くためのアピールポイントはどんなところですか。
「走れる捕手はあまりいないので、走塁とか守備とかの素早い動きが自分の強みだと思います」

関連記事
RELATED ENTRIES