
継投策で東大に快勝 勝ち点/東京六大学春季リーグ戦

3回、ついに東大打線につかまり先制を許してしまうと、早々と久米(農3)に投手交代。先発としての仕事を果たせずにマウンドを降りた。一方、7日の対東大1回戦で14得点をあげた打線だが、5回まで東大先発・三宅の前に無安打に抑えられる。
東大相手に、1点ビハインドで追い上げる苦しい展開。チームを覆う重苦しいムードをうち破ったのはまたもこの男、佐々木大輔(政経2)だった。
6回に大久保(法4)の安打、続く田沼(商4)・行田(政経3)が四球を選び1死満塁の大チャンス。プレッシャーは全くなかった。「緊張なんて・・・。むしろ、燃えますね!絶対、打ってやろうって」。1ボールからの2球目を迷いなくフルスイング。ライト前へ伸びた鋭い打球は、逆転2点タイムリー!続く松下主将(法4)、久米にもタイムリーが飛び出し、一挙5得点。けして大きい当たりはないが、全員がつなぎの姿勢でビッグイニングをつくりだした。
援護をもらった投手陣は、ここぞとばかりに発奮。久米は今日もうなりを上げるMax147km/hの快速球で打者を圧倒。東大打線の追い上げを許さない。8回からは水田(文3)が火消し役として登板。今日の水田は伝家の宝刀スライダーだけでなく、直球のコントロールがイン・アウトに自由自在。いきなり三者連続奪三振という離れ業を見せ、9回まで完璧に抑えきった。
東大に連勝したことで、明治は勝ち点3。リーグ首位の法政と並んだが、4・20明法決戦を前に、負けられない慶応戦が待っている。好リリーフに加え、2点タイムリーを放った今日の受勲者・久米は、「今週末の慶応戦がヤマ。これから終盤が面白いと思うので、ガンガン応援に来てください!」と語った。
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