
継投で反撃しのぎ雪辱/東京六大学春季リーグ戦

前夜に自慢の投手陣が打ち込まれた本学は、先発久米(農3)が立ち上がりから快調なピッチング。「勝敗を意識し過ぎないよう、落ち着いて」(久米)140km台中盤の威力ある直球を投げ込み、金森(宏)のソロと滝口のスクイズの2点に抑える好投を見せる。
一方、打線は初回からつながりを見せた。行田(政経3)、佐々木(政経2)の主軸にタイムリーが飛び出し先制。4回にも満塁から大久保(法4)がセンター前に安打を放ち2点を追加。
ピッチャーの久米にもタイムリーが飛び出し、リードを広げた。
後半追いすがる慶応に対し、明治はストッパー・水田(文3)にスイッチ。水田はランナーを出しながらも3イニングゼロを並べて最終回を迎えた。
9回には行田がこの日2本目のタイムリーを放ち、4点差。それでも、四球などでピンチを広げる両チームの投手陣が乱戦を呼び込んだのか、勝利の女神は簡単に振り向いてはくれなかった。その裏、慶応は仁科にソロ本塁打が飛び出し、不運な打球からランナを溜めて途中交代の石黒のタイムリーで2点差。さらにピンチは続いて2死1、2塁となり、1発が出ればサヨナラの危機。ここで水田が二宮を三振に斬ってとり、3時間を越える長丁場を辛くも逃げ切った。
明治は対戦成績を1勝1敗とし、優勝戦線生き残りを懸けて3回戦に臨む。
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