対法政戦の見所/東京六大学春季リーグ戦

昨秋の覇者・法政大学。大引・金丸・須藤・西川ら4人の好打者がつないで得点し、エースの平野(貴)がしっかりとゲームをつくる。今季も実に手ごわいチームだ。早稲田戦まで、無敗で勝ち点を挙げつづけたのも前評判通りといっていい。
打者で特に警戒すべきは、今季不動の1番を打つ大引だ。早稲田戦2・3回戦と連続して3安打の大爆発。目下.487で首位打者の位置にいる。このまま打ち続ければ、2年生春以来、自身2回目の六大学・首位打者の栄冠となる。明治は、まずこのプロ注目遊撃手を塁に出さないことが重要となる。 投手陣は平野(貴)・小松の2枚看板が磐石。法政の全イニングの9割以上はこの二人が投げている。しかし逆に明治がつけこむとすれば、この投手のコマの少なさだ。なかなか簡単に打ち込める両投手ではないが、四球でつなぎ、チーム盗塁王・田沼(商4)の足を使うなどして、何とか得点したい。
慶応戦で惜しくも勝ち点を逃し、絶体絶命の明治。しかし、まだ戦いは終わっていない。
このリーグ戦最終節・明法戦を無傷の連勝で飾れば、優勝の可能性が復活。来週の早慶戦で早・慶いずれかが2勝1敗となると、勝ち点・勝率で早慶戦の勝利者と並ぶことに。もし早稲田が勝利した場合、勝ち点・勝利数で並び、優勝決定試合・プレーオフに持ち込むことができる。
今季"最後の戦い"にしないためにも、この明法戦は絶対に連勝で飾りたい。
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