内海・島岡ボールパークオープン、こけら落とし試合開催

1999.01.01
 先日、約45年もの歴史を刻んだ島岡球場が閉場。そして27日、東府中に移転した新グラウンド、「内海・島岡ボールパーク」がそのベールを脱いだ。多くのOBや大学関係者、報道陣が集まる中、星野仙一氏(昭44政経卒・現阪神タイガースシニアディレクター)OBの姿も見られた。
 開場セレモニーが終わると、新球場のこけら落とし試合として4年生と1、2年生による紺白戦が行われた。4年生にとってはこれが本当に最後の試合となる。「野球はこれで終わり。もう投げることもなくなるね…」(池田憲・商4)。
 先週引退したばかりの紺・4年生チームの先発は清代(営4)。しかし、「全然だめだ。ストレートが入らなくてカーブを投げたけど、逆に打たれちゃった」(清代)と連打を許してしまう。一方、吉川学生コーチ(法4)率いる白・1、2年生チームは新人戦へ向け調子を上げてきている様子。先発・岩田(慎・営2)は紺チーム打線を完封し、まだ神宮経験のない1年生もリリーフで踏ん張りを見せ、11-0と新人チームが圧勝した。
 これは現役とOBの差であろうか。しかし試合では笑いが絶えず、矢裂(政経4)のダイビングキャッチや松下主将(法4)のセカンド姿、池田憲昭、樹哉(法2)の兄弟対決など見どころ満載の試合となった。
 新天地で最後を迎えた4年生と、初めの一歩を踏み出した1、2年生。これから多くのドラマをつづっていく歴史の1ページに、忘れられないスコアを刻んだ。