
(1)大久保寛之

勝負強さはチーム一
「チャンス男」という言葉が最も似合う男、大久保寛之。彼は明治の3番として、無類の勝負強さでチームをけん引した。下級生時代には主だった成績を残していないが、大久保は4年目にしてその才能を開花させる。06年春季リーグ戦では1番打者として念願のレギュラーポジションを獲得。走攻守、すべてにとんだ才能で一躍、明治の主軸としてその名を知らしめた。多くの期待に応える活躍で、2本塁打を放ち10打点をマークした。そして自身最後のシーズンは3番へと移り、なおも存在感を見せ付ける。リーグ戦の大一番・対慶大戦では勝ち越しの2ランHRを放つなど最後まで首位打者争いに絡み、挙げた打点はリーグトップに。「打点王」としても神宮の地に名を刻んだ。また、神宮外苑創設80周年記念試合である東京六大学選抜VS東京ヤクルトスワローズのメンバーにも選出され、トップ選手としても認められた。しかし大久保はこれから、さらに多くの人の記憶に残るプレーヤーとなるため社会人の門をたたく。いざ日立製作所へ――。新たな一歩が今、踏み出された。
(1)野球部を引退して現在の心境
終わってみれば短かったなと実感しています。みんなと練習ができなくて寂しいと感じるときがあるよ。
(2)大学野球生活で一番の思い出
勝った試合も負けた試合も、それにきつい練習を乗り越えたこともすべてが一番の思い出です。
(3)今後の目標
社会人でレギュラーを勝ち取ること。
(4)後輩たちへメッセージ
優勝できる実力は十分あると思うのでモチベーションを切らさず頑張ってください。
(5)神宮で応援してくれた人たちへメッセージ
何度も神宮に足を運んでいただきありがとうございました。これからは社会人野球で活躍できるように頑張ります。応援よろしくお願いします。
◆大久保寛之 おおくぼひろゆき 法4 浦和学院高出 177cm・70kg 右/右 外野手
☆次回は清水慎吾(文4)です。堅実な守備で観客を魅了した彼の今後に迫ります。
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