(2)清水慎吾

1999.01.01
第2回 清水慎吾(文4)

堅実なユーティリティープレーヤー

 清水のプレースタイルを一言で表すと“堅実”という言葉が当てはまる。決して華やかな選手ではない。しかし、器用な打撃と安定した守備力は首脳陣から高い評価を受けた。
 尊敬していた兄の影響で野球を始めた。明治には「(東京六大学に)行けなかった兄の分まで頑張ろう」との思いから進学を決意。入学後は内野ならどこでも守れるユーティリティープレーヤーとして下級生時代から頭角を現した。2年時の春季リーグ開幕戦で神宮デビューを果たすと、規定打席には届かなかったものの打率273をマーク。リーグ戦終盤には初本塁打も放ち、チームの優勝に貢献した。さらに大学選手権では3試合にフル出場し、貴重な大舞台を経験した。その後は2年秋、3年春と内野のレギュラーとして規定打席に到達。昨年も春季リーグ開幕戦は3番サードでスタメン出場したが、打撃不振にあえぎリーグ戦中盤には若手の有望株である佐々木(政経2)にレギュラーを奪われた。しかし、秋季リーグ戦では守備力が買われ、行田(政経3)に代わってファーストのレギュラーに定着。貴重なユーティリティープレーヤーとして、4年間で内野ではショート以外のすべてのポジションでレギュラーを獲得した。
 今後はホンダ技研熊本で野球を続ける清水。社会人野球でも堅実なプレーを武器に活躍が期待される。

(1)野球部を引退して現在の心境
 社会人野球に向けて前進あるのみ。2年後にプロ入りできるように頑張ります。
(2)大学野球生活で一番の思い出
 一番の思い出はやはり2年の春に優勝したとき。そして大学選手権で一場さんが完全試合したときです。
(3)今後の目標
 日々成長!すべての面で言えることです。
(4)後輩たちへメッセージ
 天皇杯を絶対手にしてほしい!
(5)神宮で応援してくれた人たちへメッセージ
 これからも熱い熱い東京六大学野球を応援よろしくお願いします!そして神宮球場を満員にしてください。

◆清水慎吾 しみずしんご 文4 PL学園高出 175cm・72kg 右/右 内野手

☆次回は松下享平(法4)です。主将としてチームをけん引した彼の今後に迫ります。