初戦は圧勝も、社会人チームに苦戦/春季オープン戦

1999.01.01
 3月10日から春季オープン戦がスタートした。ここまで明治は初戦の仙台大戦で圧勝するも、その後は強豪社会人チームを相手に苦戦を強いられている。

〈仙台大戦〉
 昨年まで捕手登録だった梅田(政経3)が3番サード、内野手の小林雄(政経3)が2番センターで先発出場した。この日は序盤から打線が大爆発。2回に福本(営4)のタイムリー三塁打など4安打を集中させて3点を奪うと、2点を返された直後の4回には打者一巡の猛攻で6点を奪い、試合を決めた。
 投手陣も先発の成田(商2)が5回2失点とまずまずの投球を見せ、その後は松橋(商2)、澤田(農4)、秦(商3)の継投で相手打線を無失点に抑えた。
 個々ではスタメン出場した上宇都(法4)と中野(政経3)が共に3安打を放ち、レギュラー取りをアピールした。

〈日産自動車戦〉
 先発は4本柱の一角を担う白石(商4)。しかし、制球が定まらず3回7失点と大乱調。ボール先行の投球で、ストライクを取りにいった球を痛打されるという悪循環だった。
 一方、打線も12安打を放つも、あと1本が出ない苦しい展開。8回に代打池田(法3)のタイムリー二塁打で反撃するも、万事休す。2対7と大敗を喫した。
 しかし、4番候補の佐々木(政経3)、外野のレギュラーを狙う福本が共に3安打を放つ活躍を見せ、好調をアピール。投手陣も2番手以降に登板した久米(農4)が4回無失点、宮田(政経3)が2回無失点と好投。調整は順調なようだ。

〈日立製作所戦〉
 この試合の先発は水田(文4)。安定した投球を見せ、6回2失点の好投。打線も3回に齊藤(陽)(商4)がライトへ2ランホームランを放ち、優位に試合を進める。しかし、8回に岩田(慎)(営3)が相手の4番に3ランホームランを打たれ、勝ち越しを許してしまう。明治も最終回にルーキー・謝敷(商1)が2点タイムリー三塁打を放ち、一点差に詰め寄るも、最後は小道(法2)が二ゴロに倒れ、試合終了。接戦となるも社会人チーム相手に惜しくも敗れた。

〈JR東日本戦〉
 先発の久米は制球が定まらず、苦しい投球内容。2番手の白石も守備のミスから相手打線に大量点を奪われてしまう。打線も相手投手の変幻自在の投球に翻弄(ほんろう)され、チャンスすら作ることができない。
 3番手で登板した宮田は2回無失点と好投するも、終始相手ペースで試合が進み、大敗を喫した。