水田、17奪三振の好投で開幕戦制す/東京六大学春季リーグ戦

1999.01.01
 ついに迎えた東京六大学野球開幕。本学は先発・水田(文4)が8回無失点の好投、4回裏の5連打などで東大に先勝。見事開幕戦勝利を収めた。
 投手はエースの水田が、ストレートは140キロ前後ながらも、スライダー、チェンジアップを織り交ぜた巧みな投球で東大打線を8回一死までノーヒットに抑える。また、8回を投げて17奪三振と奪三振ショーを繰り広げた。最後に、9回を投げて試合を締めくくったのは、期待のルーキー西嶋(商1)。物おじしないピッチングで三者凡退に抑えた。
 打撃陣は、16安打8得点の猛攻で東大投手陣を圧倒した。特に三番佐々木(大輔・政経3)は3安打1打点、四番行田(政経4)は2ランを含む3安打4打点の大活躍。行田はあと二塁打が出ればサイクルヒット達成だった。
 投打の歯車ががっちりかみ合い、東大に付け入るスキを与えなかった本学。開幕戦を大差で制し、6季ぶりVへ向けて幸先のいいスタートを切った。

☆小林(雄)、3安打3盗塁
 今年の明治打線の特徴は、足を使った機動力だ。この日はチーム一の俊足である小林(雄・政経3)が、内野安打2本を含む3安打3盗塁と、自慢の脚力で神宮のグラウンドをかき回した。足を使うことによって相手投手の動揺を誘い、打者は心理的優位に立てる。優勝のためには投手陣4本柱、打線の破壊力だけでなく、小林(雄)のような機動力を持つ選手の活躍が必要不可欠だ。