法大に勝利し、優勝を決定的に/東京六大学春季リーグ戦

1999.01.01
法大に勝利し、優勝を決定的に/東京六大学春季リーグ戦
 1勝1敗1分けで迎えた4回戦。勝ち点を取るためには負けられない試合だ。
 今日は立ち上がりの好調な稲葉(商3)が先発し、打たせて取りながら要所を締めるピッチングで8回途中までを5安打1失点に抑える好投を見せた。また攻撃陣は、初回に三番古城(政経1)が安打で出塁すると、続く四番江川(法2)の適時三塁打で先制。「最初に打てたのは大きかった」(江川)と、貴重な先制点を手にする。2回には法大の失策などで3点を追加し、4-0と法大を突き放す。5回、法大に1点を取られるものの続く本学の攻撃で、古牧(文2)の盗塁や失策につけこみ1点を取り戻した。5-1のまま迎えた8回の法大の攻撃。四球や安打を重ねられ、1死満塁のピンチを迎える。ここでエース井上(農2)がマウンドへ。「ボール自体は走っていたが、コントロールがあまりよくなかった」(井上)と話すように、制球が定まらず苦しみながらも、この場面を1失点で切り抜けた。「このピンチを抑えることができほっとした」(井上)。そのまま9回を0点に抑え、5-2で本学は勝利。勝ち点を得た。
 この1戦の勝利によって、目標であったリーグ戦優勝にぐっと近づいた。残る試合は5月26、27日に行われる対東大戦のみ。「まずは絶対に勝つこと。相手に合わせるのではなく自分たちの野球をするだけ」(多胡・文4)。目の前に見えるのは優勝しかない。