
世界へ羽ばたけ 明大からは4選手が奮闘/侍ジャパン大学代表直前合宿

第44回日米大学選手権に向け、6月29日から7月3日にかけて大学日本代表の直前合宿が行われた。3日目はENEOS、4日目は東芝と練習試合が行われ、明大からは上田希由翔主将(国際4=愛産大三河)、村田賢一投手(商4=春日部共栄)、蒔田稔投手(商4=九州学院)、宗山塁内野手(商3=広陵)の4人が出場した。
◆7・1 オープン戦 (バッティングパレス相石スタジアムひらつか)
▼対ENEOS
大学日本代表5―6ENEOS○(規定により10回はタイブレーク)
ENEOSとの一戦では全員が出場。先発出場となった上田と宗山は、両選手ともジャンピングキャッチを見せるなど、好守が光った。上田は第1打席に右翼への安打を記録した。7回からマウンドに上がる蒔田は三者凡退に抑えたが、2イニング目では制球が乱れ3失点。続く9回表に登板する村田も本来の力を発揮できず2失点。エースは無死一、二塁から始まるタイブレークの10回表でも適時打を浴びたが、その後は2者連続奪三振でピンチを切り抜ける。明大が誇る二枚看板は、本大会に向けて万全な状態に調整したい。
◆7・2 オープン戦(バッティングパレス相石スタジアムひらつか)
▼対東芝
〇大学日本代表4―2東芝(1イニングのみ行われたタイブレークは東芝が勝利)
4日目の東芝戦は灼熱の中での開催となった。この日出場したのは上田、宗山の2名。いずれもENEOS戦で苦しい内容の打席を重ねただけに、名誉挽回が期待された。1回表、宗山は初球を鋭く打ち返し中前打を放つ。その後1死一、三塁の場面で5番に入った上田も中前適時打を放ち、宗山を本塁に迎え入れた。さらに宗山は5回裏、相手打者の三遊間への当たりを華麗に処理するファインプレーも見せ、持ち味の一つである守備力も大いに発揮。日米大学選手権に向け、確かな手応えを感じる一戦となった。
日米大学選手権は、アメリカで7月7日からの開催。昨年度に続き選出された上田、宗山に加え、今年度は村田蒔田の4年生コンビも海を渡る。日の丸を背負った4人の侍が、どのような活躍を見せてくれるか期待がかかる。
[李翔恩、橘里多]
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