
初回から猛攻! 共栄大相手にコールド勝ち/関東地区大学選手権
2回戦が不戦勝となり、明大は3回戦に臨んだ。共栄大相手に初回から8点を奪うと、その後も攻撃の手を緩めず4回裏までに15得点。コールドゲームとなり、4回戦へと駒を進めた。
◆3・11~24 関東地区大学選手権(早大東伏見グラウンド他)
▼3・15 3回戦 対共栄大戦(藤代スポーツセンター野球場)
○明大15―2共栄大
※大会規定により5回コールド
1回裏、明大は3者連続で四球を選ぶと、4番・田村陽大内野手(農3=花巻東)が放った右方向への打球を相手野手が落球。その間に1点を先制する。続く打者も死球で出塁し、大量得点の好機が続く。福田竜大外野手(商3=鎌倉学園)、河野壮希内野手(営2=明大中野八王子)、亘翔大朗捕手(理工1=大分上野丘)らが3連続となる適時二塁打を放つなど、この回無死の状態で打者一巡。8得点の猛攻で大きくリードする。その後も打線はつながり、毎回得点で相手を圧倒する展開に。この試合猛打賞となった福田は「前回の試合で打てなくてチームに迷惑を掛けたので、今日打とうという思いで(打席に)入って結果的に3安打で守備もいい形で良かった」と振り返った。
投手陣は先発の深瀬暖人投手(営1=三嶋南)が打たせて取る投球で2回を投げ無失点。2番手で登板した徳田叶夢投手(法2=高松商)は3回に2点を失ったものの、4回を無失点に抑え、最終回となった5回を近藤吏矩投手(営3=札幌一)に託す。「短いイニングだと集中して臨めて、思い切り100パーセントを出しやすいので、今日は良かった」と無失点で試合を締めくくった。
4回戦の相手は法大。「今まで以上に相手のレベルも上がってくると思う。ミスした方が負けると思うので、しっかりミスなく自分たちの野球をやって勝てるよう頑張る」(近藤)。目標の関東王者に向けて、次戦が一つ山場となるはずだ。チーム一丸となって負けられない戦いに挑む。
[堀口心遥]
試合後のコメント
近藤
――今シーズン初登板はいかがでしたか。
「手応えはいい感じなので、次戦の法大にしっかりまた準備して臨みたいと思います」
――最終シーズンはどのような1年にしたいですか。
「ここ数年全日本選手権に出るのに遠ざかっているので、最終シーズンはまず関東大会優勝して、全日本優勝するというのが自分らの目標なので、そこを達成できるように頑張りたいと思います」
福田
――打撃の調子は上がってきていますか。
「そうですね。1回戦から別に悪くはなかったのですが、結果が出ていない状態で、今回は出て良かったなと思います」
――チームの雰囲気はいかがですか。
「今まで練習を積み重ねてきて、結構チーム力というか団結力というのは上がっているかなと思っています」
亘
――試合を振り返っていかがですか。
「初スタメンだったのですごく緊張したのですが、ベンチの学生コーチとか選手だったりが『緊張しなくていいぞ』と言ってくれたので、結構楽しく野球ができました」
――キャッチャー目線で投手陣の状態はいかがでしたか。
「みんな真っすぐも走っていて、特に近藤さんは最近少し調子が上がらないと言っていましたが今日調整ができていて、いい球が来ていたので良かったと思います」
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