東京六大学準硬式野球連盟創立75周年記念式典・祝賀会が開催

2023.12.13

◆12・9 東京六大学準硬式野球連盟創立75周年記念式典・祝賀会(リーガロイヤルホテル東京)

 

 昨年度創立75周年を迎えた東京六大学準硬式野球連盟(以下、連盟)。9日、コロナ禍の影響を受け開催が延期されていた記念式典が開催された。明大からは金澤永輝前主将(法4=花巻東)、吉原瑠人新主将(法3=仙台育英)、相川幸太郎選手(政経3=昭和)、島本逸平選手(商2=明大中野)が出席。大橋弘隆連盟理事長の開会の辞に始まり、宮内孝知連盟会長のあいさつ、来賓の方のあいさつとともに75年の歴史を振り返った。

 

 式典中盤には、第105回全国高等学校野球選手権大会で107年ぶりの優勝を果たした慶應義塾高校野球部監督の森林貴彦監督の特別講演も。‶Enjoy Baseball〟をスローガンとし一躍注目を集めたが、その真意はただ‶楽しい野球〟ではない。「『楽しい野球』ではなく『よりレベルの高い野球を愉しもう』」。地道な練習の連続、試行錯誤、切磋琢磨(せっさたくま)といったプロセスも含めて愉しむ、これが慶應高の掲げた目標と話す。

 

 歓談中には、法大準硬式野球部出身の元プロ野球選手・呉俊宏さんの紹介や、プロ野球ドラフト会議2023にてオリックス・バファローズから5位指名を受けた現王子野球部の高島泰都投手(令4法卒)が登壇。準硬式野球からのプロ指名は異例中の異例で、明大史上初。プロ入り自体では岡田忠弘氏以来65年ぶり2度目となる。この快挙を成し遂げた高島は「準硬式を背負って頑張りたい」とプロでの活躍を誓った。

 

 また、今春WBC侍ジャパンの監督を務めた栗山英樹さんからメッセージ動画が送られるなど、多彩な出席者が式典を彩った。太平洋戦争のわずか2年後から続く東京六大学準硬式野球連盟。75年の歴史の重みを感じながら、今後も準硬式野球発展の一助となれるよう活動に努めたい。

 

[布袋和音]