自力V消滅 散発5安打力尽く/東京六大学秋季リーグ戦

2023.10.16

 慶大に完封負け。負ければリーグ戦4連覇絶望となる大一番、明大は中1日で村田賢一投手(商4=春日部共栄)を先発に立てたが初回に4点を献上。打線も5安打無得点と沈黙し、2回表以降は三塁すら踏めなかった。この結果明大の自力優勝が消滅。かろうじて他力での優勝の可能性をわずかに残すものの、リーグ戦制覇は大きく遠のいた。

(明)●村田石原大川、久野―小島河

(慶)○外丸―宮崎

【安】(明)(慶)

【二】(慶)宮崎(回)、水鳥(5回) ◇残塁 ◇犠打0 ◇失策

 両軍後がない3回戦。1回戦では3回5失点で降板した村田が再び先発した。初回、2死一、二塁から5番・宮崎恭輔捕手(慶大)に対して、内角のツーシームで追い込むも最後はわずか浮いた同じ球をレフト前に落とされ、これがそのまま決勝点に。打ち込まれた1回戦から配球を変え、上位に右打者が並ぶ慶大打線に対し外角のスライダー系を多用したが、好調時の制球力はなく結局1回4失点で降板。追い込む過程は悪くなく、最後の変化球は見逃せばボールとも見える球だったものの、打球がヒットゾーンに落ちたことに万策尽きた感があった。相手先発・外丸東眞投手(慶大)の存在を考えれば、8番の斎藤快太内野手(慶大)に浴びた4点目の適時打が痛かった。

 

 打線は初回に失った4点を返せなかった。ロースコアの接戦が増えた今季。左打者を8人そろえた明大だが、外丸が投じる外角のツーシームと内角の直球のコンビネーションに最後まで苦戦。さらに内角に切れ込むスライダーを打たされ、球数を稼ぐこともできなかった。5点を追う8回表、走者を溜めたい終盤もたった5球で三者凡退。最終回の先頭・飯森太慈外野手(政経3=佼成学園)の四球も、この日二つ目となる併殺で生かせなかった。

 

 勝ち点を落とした明大は次の法大戦で2連勝、なおかつ最終週の早慶戦で早大が2勝1敗で勝ち越した場合のみ優勝決定戦に臨めると極めて苦しい状況。ただし、この試合でも石原勇輝投手(商4=広陵)や3番手・大川慈英投手(国際2=常総学院)ら、いずれも強い直球を軸に試合を立て直したリリーフ陣は依然として安定しており、望みはまだある。法大戦ではやはり先取点がカギになるか。最終カードに全てを懸ける。

 

[上瀬拓海]