
トラック日程を終えた選手のコメント/全日本大学対抗選手権
全日本大学対抗選手権(以下、インカレ)が25日から千葉県にて開幕。まずはトラック競技が3日間にわたって行われた。男子は優勝こそ逃したものの、合計3つの種目で表彰台へ。トラック総合順位も4位につけた。また、唯一の女子部員である渡部春雅(政経3=駒大高)が2つの部門で優勝に輝き、来月3日に控えるロードへの期待を膨らませた。
本記事では試合後の選手コメントをお送りします。
野中龍之介主将(営4=法政二)
――3位となったチームスプリントのレースを振り返っていかがですか。
「もちろん優勝を目指して1年間やってきましたが、予選でうまく噛み合わない部分があり3位での予選通過となってしまいました。最低目標が表彰台に上がることだったので、このまま行けば3位決定戦も勝てるということで、その後チームで話し合って3位を取れたのでホッとしています」
――ケイリンは悔しい結果に終わりましたが、その後はどう気持ちを切り替えていきましたか。
「ケイリンが終わった後、頭が真っ白になったというか本当に悔しかったです。そこで落ち込んでいても、チームスプリントに影響が出てしまうので、僕たちなら行けると自分に言い聞かせてしっかり準備して、なんとか走りました」
――最後のインカレを終えて思うことはありますか。
「あまり実感が湧かないというか、チームスプリントが終わって、自然と涙が出てしまって、いい7年間だったなという思いが強いです」
吉岡優太(政経4=取手一)
――チームスプリントを振り返っていかがですか。
「予選でベストに近いタイムを出せて、チーム全体としていい感じで仕上がっていていました。(3位決定戦で対峙した)法大とも1秒差だったので、このままうまく行けば勝てると思っていたので落ち着いていけました」
――46秒台というタイムに満足はしていますか。
「満足ではないです。1位の日大と2位の中大が45秒台前半を出していたので、45秒台には乗せたかったというのが正直な気持ちです」
――レース中には会場から応援の声が聞こえてきましたがいかがでしたか。
「スタートの前からすごい名前を呼んでもらって、昨年まで応援が禁止だったので、すごい例年より気合いが入ったなという感じはします」
片岡遼真(法3=福井県立科学技術)
――マディソンでの3位という結果を振り返っていかがですか。
「最低の目標が表彰台に乗ることだったので、それを達成できてやっぱり嬉しいです」
――決勝のレースを振り返っていかがですか。
「決勝は最初から取れる点数は取っていこうということで、ずっと鹿屋体育大をマークしていました。終盤まで1点差で並んでいたのですが、最後は離されてしまって3位に終わってしまったのは悔しいです」
――ロードに向けて意気込みをお願いします。
「ロードは約180キロの長いレースになるので、自分はアシストとして前の人をサポートして、少しでも明治が優勝に近づけるように有利な展開にアシストできればと思います」
渡部春雅(政経3=駒大高)
――3キロインディヴィデュアル・パーシュートのレースを振り返っていかがですか。
「予選は全体2位のタイムでしたが、決勝は自信を持って安定した走りでいこうと思っていました。会場の放送を聞きながら走っていたので、余裕を持って走れました」
――オムニアムのレースを振り返っていかがですか。
「2日目のインディヴィデュアル・パーシュートで勝っていましたが、昨日は昨日、今日は今日と切り替えていました。1種目目から攻めていこうという気持ちで走りました」
――今年度のインカレではたくさんの声援がありました。
「本当に声援がすごくて、明大の父母会の人や、多くのOBの方々が来てくれました。それがすごい励みになりました」
――ロードに向けての意気込みをお願いします。
「ロードはロードでまた考えて、挑戦する気持ちで攻められたらいいなと思います」
小泉響貴(政経2=浦和北)
――マディソン3位という結果を振り返っていかがですか。
「レース途中まで1位で鹿屋体育大とずっと競っていたのですが、後半は自分も片岡さんも相当きつくて、逃げに乗ることができませんでした。結果3位というのは悔しいですが、でも個人戦から順位を上げて仕上げていけたので、まずはホッとしています」
――ペアを組んだ片岡選手との関係性について教えてください。
「個人戦は自分のせいで負けてしまったので、片岡さんがペアということで何としても表彰台に乗りたいと思っていました。ゴールして表彰台に上がれて、片岡さんに『ありがとうごました』と言って、嬉し泣きしてしまいました」
――ロードに向けて意気込みをお願いします。
「トラックの方でも総合順位が上位の方でポイントも取れたので、ロードの方でもポイントを取れるように、自分は積極的に逃げて、明治のために走れればいいなと思います」
吉田唯斗(政経2=学校法人石川)
――3位に入ったチームスプリントのレースを振り返っていかがですか。
「走る前からすごく緊張していて不安でしたが、ベストに近いタイムで走れて3位に上がることができてホッとしています。3位決定戦ではとにかく落ち着いてリラックスして全力を出し切ることができて、無事に勝てたので嬉しいです」
――タンデムスプリント3位という結果についていかがですか。
「目標はもちろん優勝でした。ただ、このペアを結成したのが夏で、あまり練習もできていなかったです。しっかりメダルを取ることができて安心というか、ポイントに貢献することができて良かったです」
――レース中には会場から応援の声が聞こえていましたがいかがでしたか。
「名前を呼んでもらったり応援してもらったりしたので、嬉しい気持ちと頑張るぞという気合いが入りました」
本田音輝(営1=松山工)
――タンデムスプリント3位という結果についていかがですか。
「率直に嬉しいですが、準決勝で自分の弱さが出てしまいました。ペアの吉田さんには申し訳ないことをしましたし、学校のポイント数も稼げなかったので、そこは悔しいと思っています」
――ペアを組んだ吉田選手との関係性を教えてください。
「吉田さんは、昨年のインカレや今年の個人戦でも表彰台に上っていて、本当に信頼できる先輩です。パワーもとてもあるので、足を引っ張らないように頑張ろうという気持ちでした」
――このレースで得たものはありますか。
「入学してからケガで乗れなかった時期もあって諦めかけたり、今回の日大戦でも負けて落ち込んでしまって、諦めようかなという気持ちも少し湧いてしまいました。しかし、諦めない心が3位という結果につながったので、これからも諦めない心で頑張りたいと思います」
[菅波陸哉]
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