
0-2で東洋大に完封負け 今季リーグ戦初黒星/関東大学1部リーグ戦
第6節は東洋大との一戦。試合は前半6分に相手のヘディングゴールで失点。前半終了間際の45分にも追加点を奪われる。後半は反撃を仕掛けるも、最後まで得点は挙げられず。今季初の連勝とはならなかった。
「明治の試合ではなかった」(栗田大輔監督)。開始直後から東洋大のロングボールを使った攻撃によって相手にペースを与えてしまう。そして6分、相手のCKからヘディングシュートを決められ失点。「スキがあり、マークを外してしまった。その前のチームとしての一連の流れも良くなかった」(井上主将)。3節連続で先制を許す苦しい展開となった。43分には、流れを変えるべく丸山に代わってFWの中村を投入。しかし、45分に右サイドからクロスを上げられると、左サイドのスペースから押し込まれ再び失点。終始相手ペースで試合は進み、0-2で前半を折り返した。
(写真:パスを出す井上)
これ以上は点差を広げられない。「明治のサッカーをやる。相手より切り替えを早くすることが全く足りていなかったので、もう一度そこは直そうと思った」(井上)と巻き返しを図る。さらに選手交代を通じて攻撃を組み立て直したい明大。ただ、チャンスは作るも得点には結び付かない。試合終盤に田中、佐藤恵、藤森が立て続けにシュートを放つものの、決め切れず。前半では1本に留まったシュート数が後半は6本に増えたが、前半の2失点を跳ね返すことはできずに完封負けを喫した。
(写真:ドリブルを仕掛ける真鍋)
得点に至らなかった原因については「こだわりや気持ちなど、要因はたくさんあると思う。しかし、決定力は今日の試合に限らず課題になる」と語る井上。今季リーグ戦初黒星となった明大だが、6月からも試合は続く。次節は昨季の後期リーグ戦で大敗を喫した国士大との対戦。今試合で見つかった課題を克服し、次こそは勝利をつかみ取る。
[下元天花]
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