
投打とも振るわず 慶大に完敗/東京六大学春季リーグ戦
1回戦で勝利し、勝ち点を懸けて臨んだ慶大2回戦。序盤はロースコアの展開だったが、4回表に慶大に3点を先制されると、その後も投手陣が踏ん張れず。打線もつながりを欠き、1−9で慶大に敗北した。
◆4・1~5・21 東京六大学春季リーグ戦(早大東伏見グラウンド他)
▼4・17 対慶大2回戦(早大東伏見グラウンド)
明大1-9慶大○
慶大戦 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
計 |
慶大 |
0 |
0 |
0 |
3 |
0 |
2 |
2 |
2 |
0 |
9 |
明大 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
先発・近藤吏矩投手(営3=札幌一)は、完璧な立ち上がりを見せた。緩急をつけた投球で、3回表まで一人の走者も出さない完全投球。しかし4回表、先頭打者に安打を打たれ、初めて走者を背負うと、これまでのリズムが崩れた。慶大の中軸に捕まり、この回3点を奪われる。さらに6回表、2死から招いた一、二塁のピンチで踏ん張れず2失点。中継ぎの投手陣も慶大打線を止められず、12安打9失点と辛酸をなめた。
打線は慶大の好投手・日比谷を攻略できなかった。3回裏までは要所を締められ、得点を奪えず。3点を先制された4回裏、先頭の金澤永輝主将(法4=花巻東)が執念のヘッドスライディングで内野安打を勝ち取ると、宇津木一朗内野手(営3=川越東)が適時打を放ち、1点を返した。しかし次打者が併殺打に倒れ、流れを明大に持ち込むことはできず。5回裏以降は「打線が線になっていない感じがした」(金澤)と、好機を生かせず無得点に終わった。
1勝1敗となり3回戦にもつれ込んだ慶大戦。「明日勝たないと昨日勝ったのも意味がない。明日の一戦に総力戦で勝ちにいきたい」(金澤)。春季リーグ戦優勝のため、ここで勝ち点を落とすわけにはいかない。課題を修正し、チーム一丸となって次戦に挑む。
[佐野悠太]
試合後のコメント
金澤
――打線の状態はいかがですか。
「今年のチームは打撃が売りのチームではなくて、しぶとく四球を取ったりバントしたりという全員でつないでいく打線です。今は安打や得点は出ていないですが、やることをきっちりとやっていけば勝てると思うので、そんなに打線の状態も悪くはないと思います」
――中継ぎの投手陣についてはいかがですか。
「昨日はすごく完璧に中継ぎの投手が抑えてくれて、今日は逆に打たれてしまったんですけど、そこはもうそんなずっといい投球が続くわけではないと思うので。今日は今日で出した側の責任でもありますし、投手が打たれたから信頼が崩れるとかそういう問題ではないと思うので大丈夫だと思います」
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