
春季リーグ開幕戦 つなぐ打撃で白星スタート/東京六大学春季リーグ戦
東京六大学春季リーグ戦(以下、春季リーグ戦)が開幕した。初戦の相手は東大。初回表から連打でピンチを背負い、四球で先制を許す。それでも、好機で1点ずつを確実に返して逆転に成功。投手陣も2回表からは相手打線を抑え込み、開幕戦を白星で飾った。
◆4・1~5・21 東京六大学春季リーグ戦(早大東伏見グラウンド他)
▼4・8 対東大1回戦(早大東伏見グラウンド)
○明大4-1東大
東大戦 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
計 |
東大 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
明大 |
0 |
0 |
1 |
2 |
0 |
1 |
0 |
0 |
× |
4 |
春季リーグ戦が開幕し、東大との初戦を迎えた。「今年度は長打が多く出るようなチームではないので、1点差でもいいから勝とうと話していた」(上井健太朗投手・農4=札幌一)。先発の上井は、先頭打者から空振り三振を奪い、好スタートを切る。しかしその後は「球が高めに浮いて、そこで安打を打たれた」(上井)。連打を受け初回から満塁のピンチを背負うことに。続く打者にも四球を与えてしまい先制点を許した。
1点を追う展開となった明大は、相手の集中した守備と粘りの投球に苦戦。安打になるかと思われた鋭い打球も相手の好守備に阻まれ、流れをつかみきれない。それでも毎回走者を出し、プレッシャーをかけ続けた。3回裏も二死から金澤永輝主将(法4=花巻東)が安打で出塁し、4番の田村陽大内野手(農3=花巻東)が打席へ。「なんとか食らいついて、次の打者につなげようという結果が適時打になって良かった」(田村)。左方向へ適時二塁打を放ち、試合を振り出しに戻した。4回裏の攻撃でも、安打と犠打で好機をつくり、菅野悠次郎外野手(情コミ4=日大二)の適時内野安打で逆転に成功。その後も相手のミスから出塁し、犠飛でリードを広げた。その後も長打はなかったものの、犠飛でもう1点を追加。投手陣も初回表以降は安定した投球を見せ、4―1で勝利を収めた。
昨年度のリーグ戦は春、秋ともに4位と悔しい結果に終わっている明大。「関東選手権での敗戦から、勝つためにどうすればいいかを考えて練習してきた」(田村)。安定感のある投手陣と、つなぐ打撃を武器に今年度こそ優勝をつかみ取る。
[倉田泰]
試合後のコメント
上井
――初回の失点からどのように投球を立て直しましたか。
「初回は球が高めに浮いていたので、とにかく低めを意識しました。あとは、変化球を打たれていたので直球を主体に投げるようにしました」
――チームの打撃面はいかがでしたか。
「犠打や犠飛など次の試合にもつながるような打線だったと思います」
田村
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「先制されて焦ったところもあったけど、後半に1点ずつ積み重ねていって勝てたのでよかったです」
――次戦に向けての意気込みをお願いします。
「1点差でもいいので、しっかり勝ちにこだわってやっていきたいと思います」
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