
埼玉大にコールド勝ち ベスト8進出/関東地区大学選手権
ベスト8を縣けて臨んだ一戦。先発・浦田光投手(法3=明大中野八王子)が4回2安打無失点に抑える好投を見せると、打線も10得点で2戦連続の5回コールド勝ちを収めた。
◆3・13~24 第65回関東地区大学選手権(早大東伏見グラウンド他)
▼3・17 4回戦 対埼玉大戦(サーティーフォー保土ケ谷球場)
〇明大10―0埼玉大
4回戦 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
計 |
埼玉大 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
× |
× |
× |
× |
0 |
明大 |
3 |
0 |
0 |
6 |
1× |
× |
× |
× |
× |
10 |
序盤の攻防が試合のカギを握った。先発の浦田は、初回表をテンポ良く三者凡退に抑える。「ここ2戦試合の入り方があまり良くなかったので、チーム全体としても個人としてもそこを意識していた。結果的に3人で抑えられたし、それがチームの勢いを呼び込んで点につながったのかな」(浦田)。援護をもらった2回以降も低めにコントロールすることを意識し、ストライク先行の投球を披露。二塁すら踏ませず、4回2安打無失点の快投を見せた。5回表には、松浦寿和投手(法2=明大中野八王子)、笹川健太郎投手(文3=明大中野八王子)が登板。危なげなく0点に抑え、埼玉大打線に反撃を許さなかった。
打線は、浦田の好投に応えてみせた。初回裏、連続四球で1死一、二塁の好機をつくると、打席には今大会から4番に抜てきされた福田竜大外野手(商2=鎌倉学園)。レフトに強く引っ張った打球は、先制の2点適時三塁打に。「今年からレギュラーになった選手が結果を出したのはすごくチームとしても良かった」(金澤永輝主将・法3=花巻東)。福田は今試合2安打と、チームの期待に応えた。その後も着実に得点を重ね、9点リードで迎えた5回裏、大会規定により1点取ればサヨナラコールドの場面。1死満塁の絶好機で、打席には金澤が入る。「何とか打って決めたかった。抜けてくれて良かった」(金澤)。しぶとく一二塁間を抜く安打を放ち、主将が自らのバットで試合を決めた。
連日コールド勝ちを収め、ベスト8に進出した明大。ベスト16で苦汁をなめた昨年度を超える結果となった。「とにかくチーム一丸となって、チーム力で絶対に勝ちたい」(金澤)4年ぶりの関東制覇へ。負けられない戦いが続く。
[佐野悠太]
試合後のコメント
金澤
――打線の状態はいかがですか。
「フライアウトが多かったり、まだまだ詰めなければならない部分も多いです。次の準々決勝までにちょっと期間が空くので、修正して臨みたいと思います」
浦田
――今試合で良かった球はありましたか。
「真っすぐがあまりマウンドと合わなくて、強い球は投げられなかったんですけど、低めに伸びていくような球が投げられたのかなと思います」
関連記事
RELATED ENTRIES