
関東選手権開幕! 相手の猛追をかわし初戦突破/関東地区大学選手権
関東地区大学選手権が開幕した。初戦の相手は東農大。本塁打を浴び、先制を許すも相手のミスを見逃さずリードを奪う展開に。終盤に追い上げられるも、投手陣が粘りを見せ新チームとして初の公式戦を白星で飾った。
◆3・13~24 第65回関東地区大学選手権(早大東伏見グラウンド他)
▼3・14 対東農大(中栄信金スタジアム秦野)
○明大7-6東農大
2回戦 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
計 |
東農大 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
3 |
0 |
1 |
0 |
6 |
明大 |
0 |
1 |
2 |
0 |
4 |
0 |
0 |
0 |
× |
7 |
東農大との一戦は波乱の幕開けとなった。新チームとして迎えた初の公式戦。「今年度は、ピッチャーを中心とした守り勝つ野球を心掛けて、守備練習に力を入れてきました」(金澤永輝主将・法3=花巻東)。しかし、先発の上井健太朗投手(農3=札幌一)が先頭打者に二塁打を許し、いきなりピンチを背負う。その後一つアウトを奪うも、続く打者に本塁打を許し失点。いきなり2点を追いかける展開となった。それでも2回裏には四死球から1点を返し、反撃に出る。続く3回にも連打から好機をつくり、犠飛で2得点と逆転に成功。5回裏には相手の暴投や失策などのミスも重なり点差を広げた。
2回以降は、走者を一人も出さない完璧な投球を見せた上井。しかし、6回表に2番手として登場した松浦寿和投手(法2=明大中野八王子)が東農大打線に捕まってしまう。先頭打者の安打から連打で、3失点と点差を詰められた。7回表には3番手として浦田光投手(法3=明大中野八王子)がマウンドへ。味方のミスから失点し、一打逆転のピンチを背負うが「いつも以上の投球で流れを引き寄せてくれた」(森本琢己捕手・政経3=明大中野)。続く打者を三振に打ち取り、相手の流れを断ち切った。最終回には近藤吏矩投手(営2=札幌一)がマウンドへ。危なげない投球で三者凡退に抑え、勝利をつかみ取った。
「投手も野手も、もう1段階レベルアップしたい」(金澤)。試合には勝利したものの、投打ともに課題が見つかる試合となった。負けたら終わりのトーナメント戦。「どんな相手でも、常に挑戦者のつもりで立ち向かって勝ちたい」(森本)。目標の関東王者への挑戦が始まった。
[倉田泰]
試合後のコメント
金澤
――試合前はどのような話がありましたか。
「打撃が良いチームと聞いていたので、無駄なエラーでの失点や、進塁を与えないようにと話がありました。」
――今試合を振り返っていかがでしたか。
「トーナメントは負けたら終わりなので、とにかく勝てたことがよかったです」
森本
――今試合のリードで意識していたことはありますか。
「相手打者が直球に振り遅れていたので、直球で押してそれを生かすような配球をしていました」
――今試合を振り返っていかがでしたか。
「公式戦初戦ということでうまくいかないこともあったけど、ベンチも一体となってチームを盛り上げてくれました。流れが向こうに行くこともあったけど、ベンチのおかげで取り戻すことができて、勝ちにつながったと思います」
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