
好守光り完封リレーで勝利! リーグ戦優勝に向けて好発進/東京六大学秋季リーグ戦
秋季リーグ戦が開幕した。初回から幸先よく先制点を挙げると、その後の回も少しずつ得点を積み重ねじわじわと点差を広げていく。さらには安定したピッチングと堅実な守りで相手にスキを与えなかった。最後まで得点を許さず初戦を勝利で飾った。
◆9・17~10・23 東京六大学秋季リーグ戦(S&D昭島スタジアム他)
▼9・17 東大戦1回戦(S&D昭島スタジアム)
〇明大6-0東大
1回戦 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
計 |
東大 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
明大 |
1 |
0 |
1 |
1 |
0 |
1 |
0 |
2 |
× |
6 |
終始明大が主導権を握っていた。打線は初回裏、四球と犠打で好機を作り、4番に入った永井克樹外野手(広陵=経営4)の適時打で1点を先制。幸先良いスタートを切ってみせた。さらに、4回には先頭打者の上戸鎖飛龍内野手(花巻東=農4)が安打で出塁。さらに盗塁も決める。すると続く中西壱星外野手(三田学園=経営4)がレフト線への鋭い適時二塁打を打って追加点を挙げた。6回に1点、そして8回に2点をそれぞれ追加し、合計6得点を奪った。
「(出来は)0点。全然駄目だった」。先発した上井健太郎投手(札幌一=農3)は、5回無失点の好投を見せるも満足はしていない。「抑えることはできたが走者が出てから変化球で腕を振れない時があった。もっと上のチームと戦ったら厳しいと思う」と次戦を見据える。また、今日の試合では上井含む4人の投手陣が活躍。相手に3塁を踏ませない見事な投球で相手打線に反撃のスキを与えなかった。
好守が光った試合となった。あわや抜けるかと思われた鋭い打球をダイビングキャッチする場面が何度も見られた。「春季リーグ戦でエラーが多かったので課題だった。特に内野を重点的にやってきていたのでいい守備が出来て良かった。二塁手、遊撃手、三塁手はいい動きをしていたと思う」と元雄立主将(東北=文4)は振り返る。春季リーグ戦での反省点を見事に改善したプレーを見せた試合だった。一方、打撃面は万全の調子とは言えず。打線のつながりや好機での1本を出せずにもどかしさを感じる場面もあった。それでも「少しずつ調子を上げていけたらいい」(元雄)。秋のリーグ戦はまだ始まったばかり。今後の試合ではさらに強力な打線が見られるに違いない。「(目標は)優勝です。優勝しかないです」(上井)。選手たちは志十分に頂点を見据えている。力強くうなずいた先に、明大の優勝が見えることを願うばかりだ。
[布袋和音]
試合後のコメント
元雄主将
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「リーグ戦初戦でしたが、そんなにミスも出ることなく、みんなヒットも出て、ピッチャーも良いところ投げることがてきていたので、初戦の割には良い試合だったと思っています」
――試合前のチームの状態はどうでしたか。
「若干練習できない時期もあり、練習試合が1ヶ月くらいできず不安な状態ではありました。それでもできる限りの練習をやってきたので、なんとかなりました」
上井
――秋季リーグ戦通しての目標は何ですか。
「チームや守備の流れはピッチャーにかかっていると思うので、四球を少なくすることが目標です」
――秋季リーグ戦の明治の注目選手を教えてください。
「近藤吏矩投手(札幌一=営2)です。春も僕と交互で先発して投げていました。サイドスローで、みんなが見たことないような軌道から投げてくるので、バッターは相当苦戦すると思います」
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