
村田7回無失点の好投!オープン戦4連勝を飾る/夏季オープン戦

明大は昨春の全日本選手権王者・亜細亜大学との一戦。先発のマウンドに上がった村田賢一投手(商3=春日部共栄)が7回を被安打2無失点に抑える圧巻の投球を見せた。打線は宗山塁内野手(商2=広陵)の本塁打で1点を先制したものの相手エースを前に後続が続かず。しかし投手陣の粘りの投球で9回まで1点差を守り切りオープン戦4連勝を飾った。
先発のマウンドを任されたのは村田。初回から三者凡退に抑え上々の立ち上がり。その後も尻上がりに調子を上げ、終盤には直球変化球共にキレのある投球を披露。「自分らしく相手を打たせる投球ができた」(村田)。打者の内角を厳しく攻め、打たせて取る危なげない投球で7回を2安打無失点に抑え状態の良さを見せた。
相手投手の好投に打線が沈黙する中、試合が動いたのは4回だった。先頭打者は前回のオープン戦で満塁本塁打を放った宗山。「狙っていた変化球をしっかり振れてよかった」(宗山)。初球のカーブを一振りで右翼席まで放り込んだ。2試合連続となる本塁打がこの試合の決勝点に。しかしその後は快音響かず、この日は1得点。投手陣が粘りの投球で勝利を収めたが、春からの課題である得点力不足が露呈した。
リーグ戦まで2週間を切りオープン戦も残りあとわずか。「優勝という目標を達成するためにチームをしっかりつくっていきたい」(宗山)。オープン戦で4連勝を飾り調子の良さを見せている明大。春夏連覇に向け猪突(ちょとつ)猛進の勢いで突き進む。
[佐藤あい]
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