4番の一打で先制! 中継ぎ陣は安定の無失点リレー/夏季オープン戦

2022.08.25

 開幕まで3週間を切った明大は三菱自動車岡崎との一戦。先発のマウンドに上がった藤江星河投手(政経2=大阪桐蔭)は5回を投げて1失点。打線は3回裏に岡本伊織内野手(商4=創志学園)の適時打などで3点を挙げる。6回表以降は3投手が無失点で継投し、勝利を収めた。

 

 打線は好機をモノにした。3回裏、先頭打者の出塁の後1死一、二塁とすると打席には4番・岡本。狙い澄ました初球を力強く振り抜き、ライトへの二塁打で1点を先制する。なおも二、三塁と好機が続き、途中出場の渡邊麟太郎内野手(政経3=明大中野八王子)が見事なセンター返しで追加点を挙げた。

 

 先発の藤江は初回から安打と死球でピンチを招き、立ち上がりに苦戦するも4回表まで無失点で抑える。しかし5回表、2死を奪った後に3連打を浴び1失点。悔やまれる結果となったが「投げる体力が全然なかった。もう一度走り込みなどしっかりやる」(藤江)とリーグ戦に向けての課題を見つけた。2番手でマウンドに上がった渡部慎之介投手(情コミ3=桐蔭学園)は、3者連続三振に抑えるなど2回を投げて無失点と好投を見せる。その後を継いだ2投手もテンポよく安定した投球を披露し、リーグ戦に向けて収穫の多い試合となった。

 

 投打がかみ合い勝利を挙げた明大。「ここからもっと状態を上げていく」(岡本)。春秋連覇に向けた調整はまだまだ続く。

 

[髙本都]