盤石リレーで中央学大に快勝/夏季オープン戦

2022.08.21

 明大は中央学大と対戦し5-2で快勝した。打線は初回から上田希由翔内野手(国際3=愛産大三河)の適時打で先制すると、3回裏、5回裏にも追加点を挙げ試合を優位に進めた。投手陣は2番手として登板した下江秀弥投手(商4=盈進)が3回を投げ無安打無失点に抑える投球を見せるなど、4投手の継投で試合を締めた。

 

 

 先発を任された菱川一輝投手(文1=花巻東)は4回を2失点。4回表は四死球が絡み2点を失ったものの、3回まではスライダー、チェンジアップなど切れ味鋭い変化球を武器に好投した。5回表以降は下江、渡部慎之介投手(情コミ3=桐蔭学園)、髙山陽成投手(文4=作新学院)と実績十分の3投手のリレーで相手打線を封じた。「ブルペンで真っすぐが良くなかったが、他の球種でうまく組み立てることができた」(下江)。強力リリーフ陣は仕上がり順調だ。


 

 打撃陣も復調傾向だ。直近のオープン戦では得点力不足が露呈していたものの、この日はチーム全体で12安打を放ち5得点を挙げた。加藤巧也内野手(商2=大阪桐蔭)は3回裏に適時打を放つと、5回裏にも三塁打を放ち4得点目。「1打席1打席がアピールの場」(加藤)。生き残りを懸けたサバイバルは熾烈(しれつ)を極める。

 

 リーグ戦連覇という大きな目標を掲げる明大。悲願達成に向けた戦いが始まった。



 

[上瀬拓海]