永井決勝打! 延長にもつれ込む激闘の末法大に勝利/東京六大学春季リーグ戦

2022.05.09

 勝ち点獲得のため、負けられない法大2回戦。元雄立主将(文4=東北)の本塁打で先制点を挙げ好調に見えたが、6回裏で追い付かれてしまう。それでも延長10回表でチャンスをモノにして4点を叩き込み、7-3で勝利した。

 

◆4・2~5・22 東京六大学春季リーグ戦(早大東伏見グラウンド他)

▼5・8 対法大2回戦(法大多摩グラウンド)

 〇明大7―3法大

 

 法大戦

10

 明大

 法

 

 2回表、元雄の2点本塁打で先制し好スタートを切る明大。「キャプテンとしてしっかりとやってくれた」(永井克樹外野手・営4=広陵)。しかし、相手も粘りを見せ6回裏に同点に追い付かれてしまう。7回も互いに1点ずつを取り合いリードは許さない展開に。結局、試合はそのまま延長に突入した。10回表、四球で2死一、二塁のチャンスになり打席には永井。「自分が打たなければ勝てないだろうなと思った」(永井)。振りぬいた打球は二塁手の頭上を越え外野へ。走者一掃の適時三塁打で2点を奪った。さらに上戸鎖飛龍外野手(農4=花巻東)の安打と相手のミスで2点を加え4点差で勝利。笑顔で試合を終えた。

 

 「9回までいってやろうという気持ちで投げてくれたのが助かった」(元雄)。今試合で勝利に大きく貢献したのは近藤吏矩投手(営2=札幌)だと選手全員が口をそろえて言う。9回まで140球以上投球し、3失点。「1段階気持ちをあげて投球ができたと思う」(近藤)。先発投手の活躍が中心となってチームを勝利に導いた。

 

 優勝のために負けられない戦いが続く。「次戦勝たないと優勝はないので、勝って次の慶大とのゲームに弾みをつけられるように頑張りたい」(元雄)。今日の勢いをそのままに勝ちを重ね、目標の優勝へと突き進みたい。

 

[ジンセウン] 

 

試合後のコメント

元雄

――2回の先制本塁打についていかがでしたか。

 「相手の配球が結構外が多いというイメージで、逆方向にうまく打とうという気持ちでした。でも球が真ん中付近に来て、思い切り打ったら入ったという感じですね」

 

永井

――今日の試合を振り返っていかがでしたか。

 「前試合で1敗してミスした方が負けると思いましたが、お互い目立ったミスもなくいい試合だったと思います」

 

――9回まで無安打でしたが意識させていたことありますか。

 「特に打っていなかったとかは思っていませんでした。前の打席までは走者がいなかったので、いたらいつでもやるぞという気持ちだったのでいいチャンスが来てくれてよかったです」

 

近藤

――6回の段階で「9回までいく」と言っていましたたがあれは決まっていたことでしたか。

 「あれは決まっていたことではなくて、いけるとこまでという雰囲気でした。そしたら9回まではいこうと、6回の段階で決めた感じですね」

 

――今試合は失策も少なくリードは許さない状況でした。

 「昨日はとてつもない数の失策をして、今日はより気を引き締めようとしていました。あとは四年生が引っ張ってくれたのが良かったのかなと思います」