ミスが続き大量失点 法大に痛い敗北/東京六大学春季リーグ戦

2022.05.08

 東大戦で快勝し、その勢いのまま臨んだ法大1回戦。初回表に先制点を献上したものの、2回裏同点に追い付く。しかし序盤から守備の乱れが目立ち、投打ともに流れに乗ることができず、3-15と大差をつけられ試合終了。不安の残る敗北となった。

 

◆4・2~5・22 東京六大学春季リーグ戦(早大東伏見グラウンド他)

▼5・7 対法大1回戦(スリーボンドベースボールパーク上柚木)

 明大3-15法大○

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大 

2 

0 

2 

3 

2 

1 

0 

1 

4 

15 

大 

0 

2 

0 

0 

0 

0 

0 

1 

0 

3 

 

 

 ミスが勝負を分けた。初回表、先頭打者に失策で出塁を許すと、2死満塁から適時打を浴び先制点を献上。3回表にもミスによってたまった走者を適時打で返された。「今日の敗因は間違いなく内野のミス」(金澤永輝内野手・法3=花巻東)。先発・上井健太朗投手(農3=札幌一)は勢いのある法大打線に苦戦し、5回を投げ切ることができずに降板。「自分自身粘れなかった」(上井)と悔しさをにじませた。7回表に登板した浦田光投手(法3=明大中野八王子)が三振を二つ奪う好投も、救援陣だけで6失点と流れを取り戻すことができず。最終的には15点もの大量失点を喫することとなった。

 

 打線もつながらなかった。2点を追う2回裏、福田竜大外野手(商2=鎌倉学園)の内野安打や相手のミスで同点に追い付く。しかし中盤は一方的な試合展開に。8回裏、金澤が適時打を放ち1点を返すも点差は縮まらず。9回裏、1死一、二塁の好機も併殺打で試合終了。四つの併殺打を記録するなど、打撃面でも精彩を欠く結果となった。

 

 内野ゴロへの対応や打線のつながりなど、攻守ともに明日以降の試合へ課題を多く残す形となった。しかしまだ上位への可能性は残されている。次戦以降について元雄立主将(文4=東北)は「勝つしかないので。頑張ります」と力強い言葉を残した。次戦雪辱を果たし、なんとか3戦目まで持ち込みたいところだ。

 

[高橋佳菜]

 

試合後のコメント

元雄

――今日の試合を振り返っていかがでしたか。

 「失策で負けてしまった感じで、内野の守備で流れが悪くなってしまいました」

 

――打撃の内容はいかがでしたか。

 「打撃の方は正直点差が開いてしまったので、なかなか作戦のようなことは組めない状況だったのですが、その中でそれほど悪い打球ばかりではなかったです。まだまだ戦えるかなと思います」

 

上井

――2回裏に同点に追い付きました。

 「追い付いて次の回自分がゼロで抑えていい流れを持ってこようとは思っていたのですが、駄目でしたね」

 

――収穫はありましたか。

 「強いて言うなら、あれだけ守備が乱れた中で四球が少なかったことです」

 

金澤

――打撃の調子はいかがですか。

 「状態的には悪くなく、前にも後ろにも勝負強い打者がそろっているので、つなげる意識だけ持っていきたいと思います」