投手陣無双! 東大にコールド勝ち/東京六大学春季リーグ戦

2022.04.23

 立大戦で勝ち点を逃し、優勝に向けて正念場を迎えた明大。序盤から明大が主導権を握り、3回までに14得点。先発・近藤吏矩投手(営2=札幌一)は5回1安打無失点の好投を見せ、14-2で東大に快勝した。

 

◆4・2~5・22 東京六大学春季リーグ戦(早大東伏見グラウンド他)

▼4・23 対東大1回戦(早大東伏見グラウンド)

 ○明大14-2立大

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 序盤から明大が主導権を握った。初回裏、内野安打2本で好機をつくると、立大戦から4番を任されている金澤永輝内野手(法3=花巻東)が先制の2点適時二塁打。さらに、上戸鎖飛龍内野手(農4=花巻東)も2点適時二塁打を放ちリードを広げた。3回裏には、相手のミスに付け込み、打者16人の猛攻で一挙10得点。試合を決定づけた。

 

 近藤は圧巻の投球を見せた。初回表、2番打者から三振を奪うと、3回表まで8者連続奪三振。「常に三振を狙っている」(近藤)と、持ち味のストレートで東大打線を押し込んだ。5回表に初めて安打を許すも後続を断ち、危なげない投球で5回を1安打無失点。今季は4試合に登板し、防御率は1.23と安定感は抜群だ。6回表からはルーキー・徳田叶夢投手(法1=高松商)がリーグ戦初登板。「緊張が大きかった」(徳田)と四球で走者を出すも、得点は許さず。「無失点に抑えられたのは良かった」(徳田)。今後の飛躍を期待させる登板となった。

 

 相手にスキを見せることなく勝利を収めた明大。今試合はリーグ戦制覇に向けて収穫の多い一戦となった。このまま勢いに乗り、頂点に向かって突き進む。

 

[佐野悠太]

 

試合後のコメント

近藤

――今日の投球はいかがでしたか。

 「調子自体はあまり良くなかったですが、調子が悪いときなりの抑え方ができたので、抑えられました」

 

徳田

――今試合での収穫はありましたか。

 「実戦が久しぶりだったので、打者に投げたことで少しでも緊張が和らげたかなと思います」

 

――次戦以降への意気込みを聞かせてください。

 「1年生で早くから試合に出させてもらっているので、少しでも自分の役割を全うしたいです」