
小技で勝ち越しに成功 立大に勝利/東京六大学春季リーグ戦
前カードで勝ち点1を獲得し、優勝に向けて好スタートを切った明大。今試合では同点で迎えた5回裏、齋藤悠貴内野手(営4=桐蔭学園)がスクイズを決め勝ち越しに成功。投手陣は立大打線を相手に1失点に抑え、3-1で立大に勝利した。
◆4・2~5・22 東京六大学春季リーグ戦(早大東伏見グラウンド他)
▼4・16 対立大1回戦(法大多摩グラウンド)
○明大3-1立大
立大戦 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
計 |
立大 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
明大 |
1 |
0 |
0 |
0 |
1 |
1 |
0 |
0 |
× |
3 |
初回裏、永井克樹外野手(営4=広陵)の本塁打で1点を先制。「先制点を取れたことで流れが明大にきた」(上井健太朗投手・農3=札幌一)。5回表に1点を返され、同点で迎えた5回裏。1死三塁と好機をつくると、齋藤がセーフティースクイズ(記録は内野安打)を決め、勝ち越しに成功。6回裏にも安藤朗内野手(政経2=日大二)のセーフティースクイズで1点を追加し、小技で得点を重ねた。先発・上井は走者を背負う場面が多かったものの、要所を抑え6回1失点。「良くないなりに粘れた」(上井)。7回表からは岩田一真投手(情コミ4=日大二)が登板。3回を無失点に抑え、接戦を制した。
今試合では吉原瑠人捕手(法2=仙台育英)の活躍が目立った。捕手として、上井、岩田をリードし、1失点の好投を演出。9回表1死一、二塁のピンチでは「常にああいう場面で狙う意識を持っていた」(吉原)と相手のわずかなスキを突き、二塁走者をけん制で刺した。さらに、打撃では3安打1四球。全4打席で出塁し、勝利に大きく貢献した。
前カードから3連勝となった明大。打撃陣は2試合連続で2桁安打と、好調を維持している。ただ「立大は毎年勢いのあるチーム」(元雄立主将・文3=東北)。警戒する相手に2連勝なるか。春季リーグ戦制覇に向けて、次戦も全員で勝利をつかみ取る。
[佐野悠太]
試合後のコメント
元雄
――今日の投手陣の活躍はいかがでしたか。
「本当に期待以上の活躍をしてくれました。今年度は少しずつ投げていく中で自信をつかんでいるのかなと思います」
上井
――今日の投球はいかがでしたか。
「調子が良いというわけではなかったですが、最低限の投球はできたかなと思います」
吉原
――打撃の調子はいかがですか。
「今年度はタイミングを取るのを意識して早めに取って引き付けて打つということが結構合っているので、この調子を維持していきたいです」
――明日の試合に向けて意気込みを聞かせてください。
「一戦必勝で、勝つためにしっかりと準備をして臨みたいと思います」
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